3月末は、甲子園見学も兼ねて関西遠征をするチームが多いようで、年間で一番楽しみにしているシーズンです。
今回は、東京から目黒高校、山形から城北高校にお越しいただきました。
それぞれカラーのあるチームで大変勉強になりました。
各地の高校野球事情なんかも聞けて、すごく有意義な時間でした。
特に目黒高校は、私の故郷である元住吉駅から、東急東横線で8駅、電車賃にして230円で行ける、祐天寺駅に学校があるということで、地元トークで盛り上がりました。
(祐天寺にある「醤丸」というラーメン屋は私の中でキングオブ横浜家系です。近くを通った際は是非!笑)
やっぱり野球を通じた繋がりっていいですね〜
せっかくの縁なので、部員が増えて遠征ができるチーム状況になれば、是非お邪魔させてもらいたいと思います。
さて、練習試合の結果の方ですが、なんとどちらも勝利しました。
もっと言うと、3月の練習試合全勝です。
びっくりです。笑
確かに冬の間に皆成長していますが、それはどのチームも同じなので、技術的・体力的な差が埋まったようには見えません。
勝因を挙げるとすれば、「宇野野球が浸透し始めた」が大きいと思います。
どんな優れた戦術でも、選手が理解できなければ(連続して)良い結果になることはありません。
少しずつ、状況に応じてどんな攻め方をすればいいのか、どんな守り方をすればいいのか、その辺りの迷いが減ってきているように思います。
この生徒たちを、この時期に、この状態まで持ってこれたのは、宇野監督の整理された考え方やワードセンスによるものだと、常々ミーティングで関心させられます。
そういう人が書いた本を読むのも大好きです。
今回のミーティングでは、「隙のない野球をしよう」というテーマで、まず「隙」って何なのか?生徒たちに投げてから試合が始まりました。
試合後にその答え合わせをするのですが、生徒たちは試合で出た具体的なケースを色々と挙げていました。
最後に宇野監督から、「隙のある選手(チーム)は、物事が起きてから気づく人(チーム)のこと」と、選手から出た意見を全て網羅する一言がありました。
あざっす、いただきました。
こんなん国語辞典引いても絶対に出てきません。
本を書くとき必ず使います。笑
野球を続けていると、いい言葉、いい文章、いい表現、いい要約に出会うことが多いです。
それは、投げて打って守るというシンプルそうに見える野球が、実は物凄く複雑なんだけど、賢い人はそれをシンプルに落とし込むことができる、ということじゃないかなと個人的に思っています。
本当いつも勉強させてもらってます。
ということで、チームはいい状態で来週の公式戦に向えそうです。
楽しみにしてます!