どう守りますか? | 北摂つばさ高校野球部のブログ

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北摂つばさ高校野球部の活動や情報を、不定期ですがご紹介できたらと思います。応援してくださる皆様、本気で高校野球をやりたい中学生に読んでもらえると幸いです。

三寒四温で春に近づきながらも、試合をするには厳しい寒さも残る今日この頃。


先日もベンチのイスが凍結していました。

それを、一番初めにグラウンドに出てきたキャプテンが、すぐに気付いて雑巾で拭いていました。

素晴らしいですね!

相手側のベンチでしたし、イレギュラーな作業でもあったので、おそらく誰も気付かないだろうと思っていました。

こういった日常での視野の広さや気付く力は、試合の中でもろに顕れるので、全員に付けてもらいたい力です。

しかし、こういう力って、気付ける人がどんどん成長する分、鈍感な人までそのチャンスが回ってこないので、どうしてもその差は広がってしまいます。

今回のキャプテンのファインプレーに関しても、知らないままではもったいないと思い、ここで共有させていただきました。

こんなファインプレーがあれば、どんどん紹介したいと思います。


チーム全体としても、考える力や周りを見る力等々、いわゆる「非認知能力」が成長し、徐々に練習の質が上がっていることを感じます。


もう一段階考える力が付けば、宇野監督の思考にも手が届くと思い、電通大高との練習試合はノーサインでやってみました。

そこで出たケースです。

8回表の守備、2ー0でリード、1死23塁バッター9番。

ここで内野陣が取った策は「前進」。

基本形は、2塁ランナーに重きを置き「定位置」だと思います。

ただ、勝負にはその他の要素が複雑に絡んでくるので、基本形が必ずしも正解という訳ではありません。

実際の状況を見ないと判断が難しいと思いますが、皆さんならどう守りますか?

ちなみに今回は前進守備が功を奏し、2ー0のまま勝利しました。

しかし、後からその策の根拠を聞いたところ、基本形を覆すほどの理由は聞かれませんでした。

つまり、「たまたま」の結果です。

結果が出たときこそ、それが「再現性」のある結果なのか、「たまたま」の結果なのか検証する必要があります。

次は選手たちが自信を持って納得解を導けるよう、後日改めて勉強会を開きました。


こういう話ができるチーム状況になってきたことを嬉しく思います。

こうなってくると「ゲーム」は楽しいですね。

今回に限り、コメントできる状態にしております。もしよかったら、「どう守るべきか?」ご教授ください!
(指導者の中でも意見が割れています笑)