秋から続けてきた懸垂トレーニング。
こうやって目に見えて成果が確認できると嬉しいものです。
自信がつけば、「次は◯◯回目指そう」とか、「次は◯◯キロ狙ってみよう」とか、マインドの向上にも繋がります。
なので、できる限り結果や目標を見える化(数値化)するように心がけています。
以前は、筑波大野球部に倣ってスコアシートも数値化しましたね。(現チーム状況ではそこまで有用性がないのでまたどこかで…)
ただ、実際の試合では、目に見えているものだけではなく、見えないものも読み取らなければなりません。
先日、卒業生に協力してもらい、実戦形式の練習をさせてもらいました。
その反省として宇野監督から、「サインの意図を読み取れなければうまくはいかない」という趣旨の言葉をいただきました。
全く同感です。
味方監督の考えだけでなく、相手監督の狙い(戦略・作戦)、相手捕手の狙い(配球)、相手打者の狙い(狙い玉)なども読み取れなければ全て後手に回ります。
少なくとも味方である宇野監督は、何度も意図を説明していますし、矛盾したサインを出したこともないので、必ず読み取れるはずです。
と言っても…それが簡単にできたら誰も苦労しないですよね。
特に本校で授業をしていると、言葉の含みや真意、文章の行間、人の気持ち、視野外の出来事、等々を読み取れないことで、各所に支障が出ているのを感じます。
先ほどあえて「趣旨の言葉」としたのも、実際に宇野監督がその言葉を使った訳ではなく、そのような意味のことを仰った、という私なりの解釈を強調したかったためです。(初めてブログでアンダーラインを使いました笑)
大学共通テストがやたらと「読解力」を重視しているのも、そういった背景があったりするんですかね?
野球部はというと、日々の学校生活や練習、貢献活動の中でよく頑張ってくれています。
もう少し、本当にもう少し意味を考える力や、意図を汲み取る力がつけば、爆発的に結果に繋がる可能性が出てきました。
先日も、部室前に置かれた(私が運んだ)試合道具を見て、部員が感謝を伝えに来てくれました。
「感謝されて嬉しい」ではなく、「見えていない部分まで想像できるようになったことが嬉しい」です。
簡単そうで簡単ではありません。
鈴木先生もよく仰っていますが、試合後、個人的に審判へ感謝を伝えられる部員がいます。
見えていない部分への想像力、人の気持ちを読み取る力、そういった力が、野球にも生きてくるはずです。