日曜日に今シーズンの初戦を迎え、なんと強豪桜宮高校を相手に白星発進です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240306/13/hokusetsutsubasa/a3/a2/j/o1080081015409768360.jpg?caw=800)
相手は入れ替わり立ち替わりいろんな選手を起用していたので、参考記録でしかありませんが、勝つ練習ができたことは非常に大きかったと思います。
勝つ練習というのは特に、25、26、27個目のアウトの取り方です。
先行で負けてばかりいると、24個目までしか練習できません。
このままでは、25個目からの精神状態が分からないまま公式戦に突入することになります。
公式戦では何が起きるか分かりません。
偶然に偶然が重なり、なんかリードしてしまう展開も起こり得ます。
たとえそんな展開になったとしても、自分をコントロールできなければ、最後には自ら勝ちを手放してしまいます(自滅します)。
時間制でない野球の特徴です。
なので今回、9回裏に入る前に、「上宮相手にこの緊張感で守れるか?」と聞いてみました。
すると、自信満々に返事をしてくれたのはバッテリーだけでした。
その言葉通り、バッテリーで最後のアウトをもぎ取って勝利しました。
他の野手に飛んでいたらどうだったでしょう…
たらればですが、自滅していたと思います。
高校生は実際にその状況にならないと気付けません。
多くの指導者はそんな状況を経験済です。
決して脅しているわけではなく、経験者からすると、「(選手として)勝ちたい!」ということは、「そんな状況でプレーしたい!自分で決めたい!」ということに他ならないよ、ということです。
確実に力は付いてきていますが、まだまだ自分が「脇役」だと思い込んでいる選手が多いです。
野球はチームプレーでありながら、誰に「主役」が回ってくるか分からないスポーツです。
その準備だけは必須です。
せっかく全員がこの緊張感を味わえたので、「自分が27個目のアウトを取って主役になるんだ!」というイメージを持って練習してもらいたいと思います。
大会まで1ヶ月程、上宮高校に勝てる確率を、0でない状態に持っていきましょう。