すっかり平常心 | アルコール依存症のなれのはて

アルコール依存症のなれのはて

アルコール依存症で何年もまったく交流のなかった独身、一人暮らしの 弟が脳出血で倒れ、高次脳機能障害を発症しました。

40年ぶりに母と再会し、思わず心が揺さぶられましたが、今ではすっかり平常心に戻りました。

 

そもそも実母と40年ぶりに再会するなんて、テレビの再会番組か韓国ドラマのドラマチックな演出くらいで、普通はあまり起こらない大イベントですから、平常心を失うのは当然と言えば当然ですね。

 

私は今まで40年という長い時間をかけて、自分の母に対する気持ちを整理してきたので、今回一時的に心が揺れましたが、また元の、母に再会する前の自分に戻りました。

 

今の母に対する私の気持ちは、(昔私の母親だった人)という感じです。

体が弱かった私を20代前半まで育ててくれたことは感謝していますが、今の母に母親としての愛情は感じません。

 

逆に言えば、もし私がこの40年間母を想い続けたままであったなら、辛すぎて心を病んでいたかもしれません。

私は自分と母の人生を切り離すことによって、自分を、自分の心を守って前を向いて生きてきました。

 

母が私に語った昔のエピソード同様、信仰を受け入れなければ愛情をもらえない、母はそんな条件付きの愛情しか与えられない所謂”毒親”なのだと気が付くのに長い時間がかかりました。

 

 

 

 

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