母と宗教とお金 | アルコール依存症のなれのはて

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アルコール依存症で何年もまったく交流のなかった独身、一人暮らしの 弟が脳出血で倒れ、高次脳機能障害を発症しました。

先日2回目に母に会った時、母に宗教、お金について質問してみました。

 

•父から離婚の慰謝料として受け取った1000万円は全部お寺に使った。

(使ったのではなく、納めたと言うのだそうですが。。。)

 

•60歳までは、昼間はお寺で働き(無給)、夜はアルバイトをしていた。

(お寺では布教活動などもしていたようです。)

 

•60歳でお寺から下がった(?)後は、78歳まで仕事をいくつも掛け持ちして、お布施を払い続けた。

 

•78歳で仕事がなくなり、それ以来年金と生活保護で生活している。

 

•お寺では、行事ごとにお布施の金額が決まっている。

例えば、一口に”お彼岸”と言ってもお寺が行う作業(?)は細かく分かれていて、それぞれについてお布施を払う。

今は高額なお布施は払えないので、細かく分かれている作業のうち、自分で払えるものを払っている。

ちなみにこの秋のお彼岸では、先祖の霊(?)だか魂(?)だかを呼び戻して貰うために5000円払ったそうです。

 

•永代供養=払えないのでしていない。

 

•死んだらそのお寺の墓に入るのか?=檀家になるにはとても高額なお布施が必要で、それを払えないのでお寺のお墓には入れない。

 

•今でもお寺に行くのか?=お寺が山の上に引っ越したので、足が悪い今はお寺に行くことができない。

お布施は友達に頼んで届けてもらっている。

 

*以前私は、母の信仰するお寺について調べたことがあります。

母が通い出した当時は、お寺と言っても普通の民家だったようですが、平成22〜24年に開山堂新築工事をしており、その設計、施工をおこなったのは、有名な寺社建設専門の建設会社でした。

その会社のホームページで施工実績をみると、誰でも知ってる日本のお寺の名前がずらっと出ていて、その中に母の信仰するお寺の名前もありました。

 

母に40年ぶりに再会した時は、母の宗教に対する気持ちが何となくトーンダウンしているように感じたのですが、それは大きな勘違いでした。

今の母はお布施が払えないのでお寺との関係もそれなりだけど、お布施が払えるのなら払いたい、お寺と繋がっていたいという気持ちが以前と全く変わっていない、というより更に強くなっていることがよくわかりました。

 

母に再会した時「あなたが宗教を信仰している限り、金銭的な援助は一切しません。」とはっきり伝えておいてよかったです。

 

 

 

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