先日、テレビで旧統一教会の記者会見を見ました。
信仰先は違えど、宗教に起因した犯罪の当事者である教会側の記者会見を、私は毎回興味深く見ています。
今回の会見で質疑応答になった時、教会の顧問弁護士が、2009年にコンプライアンス宣言を出して以降は霊感商法、開運商法などは一切なくなっていると言いました。
質問者「ならば、なぜ7月8日のようなことが起きたんですか?」
教会の顧問弁護士「よろしいですか、あの事件のお母さんが献金されたのは1990年代です。それが20年以上を経て、それがY容疑者の恨みとしてあのような形になったわけでありますけれど、90年代の話であって、コンプライアンス宣言以前のはるか以前の問題でございます。もう(質問を)切ってください。」と言ってキレたのです。
私の母が宗教に関わり始めたのは1990年どころか1970年代のことで、その後多額の献金(お布施)、家庭崩壊と統一教会の家族と変わらない道を歩んできました。
今更たらればを語っても仕方がありませんが、母が宗教を信仰しなければ、弟は今のようにはなっていなかっただろうと思います。
私は、さっさと家族に見切りをつけて自分の人生を歩んできましたが、そうできなかった弟やY容疑者のような人を全く思いやることのなかった教会の顧問弁護士に、強烈な違和感を覚えました。