フィジカルコーチング

フィジカルコーチング

動くから知覚できる、知覚できるから動ける身体


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諸事に追われて数ヶ月ぶりの投稿です。

20代~30代前半にかけて、私は首のトラブルに悩まされていました。

1年に1度位、ぎっくり腰ならぬ「ぎっくり首」を起こしていたのです。

当然ながら現在よりずっと若く、トレーナーをしていましたから筋力もあったにも関わらず。

でも、思い返すと頭頸部のアライメントはあまり良いとは言えず、また現在に比べると身体繰法はずっと下手でした。

理学療法士になった後にも10年位はぎっくり首を患っていますから、(狭義の)理学療法の知識や経験もあまり役には立たなかったと思います。

ぎっくり首を患わなくなったのはボディワークや武術を学んだからです。

トレーニングや運動学では解決しなかったトラブルでしたが、身体の使い方、身体との向き合い方を変えたら自然に解決したのです。

経験則で言えば、若さや体力(筋力)はぎっくり腰やぎっくり首の発症に必ずしも好影響だとは言えません。

では、首のトラブルとどう向き合うか?

不幸にもぎっくり首や寝違えといった首のトラブルを起こしたとき、軽症の場合を除いては初期の48時間程度は出来るだけ安静にしましょう。

問題は急性期が過ぎた後の回復期の過ごし方やどんな再発防止策を講じるかです。

日常生活において頭部前方位などの不良姿勢を改めることは勿論なのですが、必要なのは身体の普段使いや力みを修正することであって、局所のトレーニングやストレッチではありません。

身体の「普段使い」が変わることが必要です。

勿論、武術の稽古やボディワークに励んでも良いかも知れませんが、もう少し手軽に取り組める課題はないでしょうか。

今回、私がお勧めしたいのは一時的な「利き手交換」です。

手を使う動作は多くの場合、手と「目」と「耳」を協調させています。

目、耳は言うまでもなく頭に付いており、両者と手を協調させる行為は即ち手と首(頸)の協調動作なのです。

この協調性動作に偏重や疲労がが生じたときに「ぎっくり首・腰」を起こすのだという見立てです。

朝、起きてから夜寝るまでの日常生活動作において、利き手だけ、或いは利き手(利き足)ばかりに偏重している動作がたくさんあると思います。

その中で、非利き手でも代替可能な動作を出来るだけ非利き手で賄うことで偏りを減らすのです。

勿論、書字や箸使いといった巧緻的動作を非利き手で行うのは大変だし手軽とは言えません。

私の場合は入浴時の洗体や洗髪において、またドアノブ回しやバッグの手提げ、カップの持ち手といった動作で利き手交換をしました。

身体の普段使いは半ば無意識化しているので、普段何気なく行っている動作の振り返りをしてみると、首と手に限らず五体の組み合わせ動作にかなりの偏重を生じているものです。

試しに、歯磨きやシャンプーをしているときの頭(首)の動きを観察してみて下さい。

手で磨いたり、指でシャンプーしているようですが、同等に頭(首)を動かしています。


今回は「首のトラブルと手」という関係性で書きましたが、おそらくは肩や腰や膝についても、こういったメカニズムが関係しているのだと考えます。


お試しあれ。





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