まずは、日本の歴史書
「古事記」「日本書紀」は
大和朝廷の平安時代
8世紀の書物です。
「古事記」を例に挙げると
上巻 は日本神話の世界です。
・天上界 天津神の住む高天原
・地上界 国津伸の住む葦原中国
・地底界 死者が住む根の国・黄泉
での出来事
ほぼ捏造です。
物語は
せっかく素戔嗚が挨拶に来たのに
攻撃してきたと武装する天照
誓約の儀式を行うが
納得せずに岩戸に隠れる。
バブル期のジュリアナ並みの宴会が
気になって出てくる天照
それでも天空界の神様は
素戔嗚は爪を剥がれて追放
八岐大蛇退治して
天叢雲剣(後の三種の神器:草薙剣)も
天照に差し上げて・・・
あまりにも
天照はわがまま
素戔嗚がかわいそうです。
加えて
出雲で八岐大蛇退治して
大国主が立派な国を作ると
またもや天照が国譲りを主張
そんな
天照大神が天皇家の祖です。
現代風に表現すると
わがままな嫌われ上司
生涯独身の女性像 です。
古代からの伝承を元に
文書化されたのですが
ほぼ神業の連続です。
神様らしくないところも沢山
古代の真実は僅かでしょう。
初代神武天皇即位が
紀元前660年 縄文時代?
ですので
天照大神などは
更に古代の方々になります。
中巻においても
倭建命の熊襲征伐、関東征伐
神功皇后の神がかりや三韓征伐
まだまだ事実とは思えない内容が・・・
16代仁徳天皇~25代武烈天皇
世界遺産に登録された百舌鳥古墳群
最大の仁徳天皇陵もあります。
それぞれの天皇陵に
多くの古墳が設定されていますが
現在では
多くの疑問が寄せられています。
26代の継体天皇量も宮内庁扱いでは
大阪府茨木市の太田茶臼山古墳ですが
実際は
高槻市の今城塚古墳と云われています。
時代的には5世紀の出来事で
古事記・日本書紀が作成される2~300年前の
出来事も正しくは記載されていないようです。
加えて時の権力者
当然ですが
天皇家の正当性のみ
出雲は国譲り
筑紫は神話には登場せず
継体天皇の筑紫磐井の乱で勝利
四国、中部、関東などはほぼ登場せず。
大陸から仏教や政治などの文化も伝わっているので
大陸から見ても恥ずかしくない程
誇張された事は十分に伺えます。
仏教の大日如来VS天照大神
神社と寺院の建設なども影響したでしょう。