旅の4日目、2020年10月1日(木)は広島県福山市内の快活CLUB(ネットカフェ)で迎えました。
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尾道から前日の宿泊地である今治へ戻る、しまなみ海道の復路となるこの日は朝から予定がいっぱい。関東出発以前から晴天が予想されていたことから旅のハイライトにすると決めていた、いわば“勝負の1日”です。それにもかかわらず出発は8時とそこまで早くありませんでした。
なぜかというと、朝ごはんが7時~だったためです。快活CLUBは食パンとフライドポテトが朝食として無料で提供されます。せっかくタダでいただけるものですから、ありがたく頂戴しますよ。
ごちそうさまでした
出発後すぐにご近所のスタンドにピットイン。可愛らしいロゴが目印のSOLATO(太陽石油)で旅行中2度目の給油です。記録によると2.24Lで147kmを走っていて、燃費は53.6km/Lでした。
2日前には同じくSOLATOの東予インター店で給油をしており、その際は55.2km/L(218km/3.95L)でした。
10月11日現在、レギュラーガソリンの全国平均価格が160円/Lオーバーだそうで我が地元でも145円/Lが最安値です。上の写真のレシートを見てみると去年の同じ時期は安かったんですね。データを遡ると帰郷後の2020年10月3日は115円/Lで入れてますよw
給油後、福山市から尾道市に戻ってきました。本土の尾道では行きたい場所が3箇所ありました。
まずひとつめ、栗原ダムこと門田貯水池堰堤。
重力式コンクリートダムですが、堤体が極めて薄いのが特徴です。というのも、この堰堤は元は砂防ダムだったのです。
それが貯水を目的とした施設として改造され、クレストゲートを備えるダムらしい格好となりました。しかし、その後ふたたび改修が行われ、現在のように洪水吐が堤体の中腹あたりまで削られた形になっています。
ふたつめ、門田貯水池堰堤から門田川(もんでん川)を遡っていった先にある久山田貯水池堰堤です。大正時代に築かれた歴史ある施設で、国の登録有形文化財にも登録されています。
石積みでアーチを描く堤体がどこまでもエロく、ずっと眺めていたいほどでしたが、あまり時間的余裕はないので次へ参ります。
尾道を舞台にする映像作品で度々登場する福本渡船さん。人と原付をわずか80円で対岸まで運んでくれます。私はTVアニメ『かみちゅ!』で知りました。※作中では「日の出渡船」
写真は向島(むかいしま)側からのもので対岸は本州。というわけで、ここからふたたび島渡りのスタートです。
向島といえば……記憶に新しいのが受刑者の脱走事件ですね。当時は小さい島なんだからすぐに見つかるでしょ、なんて思っていましたけど、実際に訪れると考えが変わりますね。
まずね、この島は小さくない。それとこの山です。小さくない島の半分は山。さすがに居住地区から探し始めたでしょうが、山間部を担当した警察官は絶望感を抱いたでしょうね
向島の観光名所のひとつ、高見山展望台から眺める西南西方向の景色でした。左が因島大橋で、渡った先が因島(いんのしま)です。
その因島では「因島水軍スカイライン」という道を通るつもりでした。けれども、時間が押していたためショートカットして地蔵鼻へ。
しかーし、その地蔵鼻なる巨石は見事に海中に沈んでおり、それ以前に遊歩道が通行止めになっていたため近づくことができず断念。代わりにお隣の美可崎城跡へ赴き高台からのオーシャンビューを堪能しました。
その後、お昼時になったので名物のお好み焼きを食べに行きました。
よく知られる広島のお好み焼きが焼きそば入りなのに対し、同じ広島県でも「因島のお好み焼き=いんおこ」はうどんを用いるのだそう。尾道産の瓶ラムネとともに頂いた“いんおこ”はとっても美味しかったです。また行きたい!
お店はこちら
因島でトイレを借りに行った某施設の海側が大変綺麗で驚きました
まるでリゾート施設の庭かと見間違うほど整備されていた施設は、なんとお役所 尾道市役所因島総合支所でした。建物も洒落てますね。
お次は生口島(いくちじま)。写真は“島ごと美術館”なる企画によって設置されたアート作品のひとつ『ベルベデールせとだ 作:川上喜三郎』です。
水平線と太陽 なにを表現したアートなのかは不明(苦笑)
生口島では島の反対側にある観音山展望台にも行こうとしましたが、そこへ至る唯一の山道が災害復旧工事のため通行止めとなっており、上まで行くことができませんでした。残念
広島県に別れを告げ大三島からは愛媛県。ただいま四国!
その県境にある多々羅大橋、やっぱり晴天だと写真映えしますね! 青空って大事
対岸の生口島にて高くそびえる山が展望台に辿り着けなかった観音山だと思われます。
大三島と伯方島を結ぶ大三島橋は、しまなみ海道唯一のアーチ橋。私はこの旅でアーチ橋、それも中路アーチ橋が造形的に好きであることを発見しました。
気付かせてくれた大三島橋と高根大橋(生口島⇔高根島)に感謝です。
そんな大三島橋は潮流が速く航海の難所であるとされる鼻栗瀬戸を跨いでおり、大三島側にはそのことを示す立て看板とともに鼻栗瀬戸展望台が設置されています。
が
海も橋も見えんぞ
鼻栗瀬戸展望台は今上天皇が皇太子時代に卒論研究のために訪れた場所だそうで、同地には陛下が昭和57年の歌会始(お題:橋)で詠まれた『鼻栗の瀬戸に 架かりし橋のぞみ 潮乗りこえし 舟人偲ふ』という句が掘られた記念碑が鎮座しています。
次の伯方島では開山公園に寄ったあとトンボロ現象を見に行きました。
四国でトンボロ(陸繋砂州)といえば小豆島の“エンジェルロード”が有名ですが、愛媛県にもあるのですよ
こちらは大角豆島(ささげじま)という無人島。伯方島西部の木浦という地区に属します。
1日は大潮だったので絶対に現れると確信。干潮の時間を見計らっての訪問は大当たりでした。それも貸し切り。普段は海の中に沈んでいる砂州と、花崗岩でできた島をじっくり見物することができました。
しまなみ海道で一番のメジャースポットかも知れない名所、亀老山展望公園からの夕日です。こちらも時間ぴったり! いいものが見れました
この日は昼食、干潮、日没と私の中で360日は眠ったままのタイムキーパーが大変いい仕事をしました。2日前のポカはこれに免じて不問にしましょう(笑)
亀老山から下山してもトワイライトタイムが続いていたため、道の駅よしうみいきいき館でパチリ。
夕暮れのグラデーションと来島海峡大橋のシルエットが生み出す情景は、これまた惚れ惚れする美しさでした。しれっとループ橋も映っているのがまたいい!(自画自賛w)
その来島海峡大橋を渡って四国に戻ってきた頃には、すっかり日が落ちて真っ暗になっていました。
この後は深夜まで休憩できる日帰り温泉施設に向かう予定でしたが、途中にお城があることを思い出し少々寄り道。ライトアップされた今治城をしばし眺めてから休息地である「かみとくの湯」へ向かったのでありました。
最終回に続く
10月10日(日) @神宮
ヤクルト 6-4 阪神
4時間超えの試合時間もさることながら、内容的にもとても疲れる試合でした。しかし、このゲームを獲って勝ち越したのは非常に大きな意味がある。マジック対象チームを相手に連敗をしなかった。マジックナンバーはふたつ減って「M9」、これで6年ぶりの優勝がぐっと近づきましたよ~
それにしても読売&阪神6連戦を5勝1敗で駆け抜けるとは……先月の10連戦(7勝0敗3分)の後もそうですけど困惑しちゃいますね(苦笑)