2016 WEC第5戦 メキシコ6時間レース 決勝結果 | 昨日の記憶

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管理人はヤクルトファンのモータースポーツバカ。基本的に引きこもり体質ではあるものの、愛機アドレス110でふらっと遠出することもしばしば。

貝島さん、小倉さん、澤選手。今日の解説陣いいね!現地情報が手薄になったとしても毎回この体制がいいな。ナイスキャスティングのJsportsさん、ひとつだけクレームね。地上波みたいな余計なテロップはいらないよ。パンチ!


LMP1 Class
7号車A.ロッテラーの好スタートでAudiが1-2(#7-8)体制を形成。しかし、7号車はタイヤのグリップダウンに襲われ早めのピットインを余儀なくされる。替わってトップに立った8号車L.ディ・グラッシは、1時間を過ぎた頃スピンしたLMP2マシンを避ける隙にPorsche 1号車M.ウェバーに首位を奪われる。1号車と8号車がトップを争いながら迎えたレース中盤、1号車B.ハートレーがピットレーンラインを跨いだ(アドバンテージは得て居ないが走路外走行をした)としてstop/goペナルティを受け8号車の12秒後方、2号車直後の3位に後退する。しかし、雨で8号車L.デュバルのペースが鈍ったこともあり、わずか30分でこれを逆転。直後8号車は左フロントのベアリングトラブルの影響でクラッシュ。戦線離脱を余儀なくされた。

レース後半は時より雨が落ちる難しいコンディションになった。ここで速さを魅せたのが7号車A.ロッテラー。他車がWETタイヤを履くなかスリック・インターミディエイトタイヤを履き、4位から2位にポジションアップを果たした。3位はtoyota6号車。Porsche2号車はLMP2車両に追突されカウル交換を余儀なくされたため順位を落としている。


LMP2 Class
PPのRGR Morand(#43)R.ゴンザレスがトップ争い中にG-Drive(#26)R.ルシノフと接触し後退。3位圏内に残ったもののトップとは40秒以上遅れていた。ところが残り30分余りで首位を走るG-Driveにブレーキトラブルが発生。土壇場で首位に立った。しかし、後ろからはAlpine(#36)のN.ラピエールが迫ってきており最終盤は3秒まで近づいた。F.アルバカーキ(#43)は追い詰められながらもなんとか逃げ切りチームに地元優勝を届けた。3位は後方スタートからじわじわと順位を上げたESM(#31)。Strakkaは2戦連続の4位。スポット参戦のGreaves(#41)は5位入賞。
porsche1 wec2016mexico決勝結果  rgr morand43 wec2016mexico決勝結果   abudhabi-proton wec2016mexico決勝結果

GTE Pro Class
DLタイヤがメキシコにベストマッチ?AMR #95-#97が序盤から大逃げ。一時は3位以下を1分以上引き離した。4時間を前にチーム内で順位が入れ替わり、直後に#95ティームがクラッシュ。幸い修復できるレベルだったが5位に後退してしまう。レース終盤、雨の影響でAF Corseの2台(#51, #71)に急接近され、いつものがっかりパターンに入った……かと思われたが#95ターナーがオーバーテイクを許さず首位を守り切った。2位はAF Corse #51。3位には#71を抜き返した#95 AMRが入った。Aston Martin Racingは今季初優勝。マニュファクチャラーズポイントで再びFerarriを4pt上回りトップに立った。


GTE Am Class
PPスタートのAbu Dhabi-Proton(#88)がほぼ制圧。序盤こそGulf(#86)に先行を許したがその後はピットタイミングの差を除いてリードを許さなかった。2位はポイントリーダーのAF Corse(#83)。3位はKCMG(#78)。PPを剥奪され挽回を期待されたAMR(#98)はFord GT(#66)との接触が響き5位に終わった。


【2016 FIA WEC Round.5 6 Hours of Mexico 決勝暫定結果】

Pos Class Nr. Team . Machine Gap
1 LMP1-H 1

Porsche Team

Porsche 919 hybrid 230 Laps
2 LMP1-H 070 Audi Sport Team Joest Audi Audi R18 +1'01.442
3 LMP1-H 6 TOYOTA GAZOO Racing TOYOTA Toyota TS050 HYBRID +1'09.709
4 LMP1-H 2

Porsche Team

Porsche 919 hybrid +1'30.004
5 LMP1-H 13

Rebellion Racing

AER

Rebellion R-One - AER

+12Laps
6 LMP2 43 RGR Sport by Morand 日産 Ligier JS P2 - Nissan 210 Laps
7 LMP2 36 Signatech Alpine 日産 Alpine A460 - Nissan +1.985
8 LMP2 31 Extreme Speed Motorsports 日産 Ligier JS P2 - Nissan +3Laps
9 LMP2 42

Strakka Racing

日産

Gibson 015S - Nissan

+3Laps
Pos Class Nr. Team . Machine Gap
15 GTE Pro 97 Aston Martin Racing アストンマーティン Aston Martin Vantage 202 Laps
16 GTE Pro 51 AF Corse Ferrari 488 GTE +9.437
17 GTE Pro 95 Aston Martin Racing アストンマーティン Aston Martin Vantage +18.242
18 GTE Pro 71

AF Corse

Ferrari 488 GTE

+1Lap
22 GTE Am 88 Abu Dhabi-Proton Racing Porsche 911 RSR 197 Laps
23 GTE Am 83 AF Corse Ferrari 458 Italia GTC +1Lap
24 GTE Am 78

KCMG

Porsche 911 RSR

+1Lap

各クラス上位を記載。(全32台)

気温:20.8℃|路面:23.9℃|曇り/ドライ|Start
気温:22.1℃|路面:24.4℃|曇り/ドライ|2 Hours
気温:18.9℃|路面:22.2℃|雨/ウェット|4 Hours
気温:17.7℃|路面:20.6℃|雨/ウェット|6 Hours

wec2016 6hメキシコ決勝結果   astonmartin97 wec2016mexico決勝結果  

GTE Proは次戦までに BoP 調整が入るでしょうね。誰が2200mの高地でNA車のアストンがニュルブルクリンク以上にターボ車の488とFord GTをぶっちぎると予想できただろうか。同じくNA車のDempsey-Protonも途中まで3位を走っていたのが不思議。公示や報道が無いだけで実は BoP が変わってます?


ティーム95crash wec2016mexico決勝結果  追い剥ぎalpine36 wec2016mexico決勝結果 ご開帳porsche2 wec2016mexico決勝結果

1-2フィニッシュが期待されたAMR(#95)ニッキ・ティームが痛恨のスピン。しかし、トップと同一周回で戻れるほどの軽症だったのが幸いした。追い剥ぎにあったポルシェ2号車。その後ピットレーンでご開帳。

Brake isssue g-drive26 wec2016mexico決勝結果  audi7 lock up wec2016mexico決勝結果 セナ シャンパンファイト  wec2016mexico決勝結果

シャンパンファイトに備え栓を開けたら……吹き出す泡に驚くブルーノ・セナ。アンドレ・ロッテラー(#7)のロックアップはブレーキトラブルとのこと。


メモ Memo
Audi 出場予定だったB.トレルイエ(#7)が大事をとって欠場。
Toyota A.デビッドソン(#5)欠場。
Aston(#98) PP剥奪。車高違反。
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00 3位A.ロッテラー(7)が好スタート。7-8-1-2-6-5-4-13
01 B.バーカー(86)が首位P.ロング(88)をパス。86-88-78-83-98-50
17 2位L.ディ・グラッシ(8)がロッテラーを逆転。
29 T1でB.ハートレー(1)がP2ロッテラーをパス。
36 P3ロッテラーが早めのbox. grip downによる。
45 43-26-36-42-37-31-35-44-27-41-30
49 P1-2 #95-#97は+3秒。P1-3(#77)が+30秒。
50 V.シャイタル(37)がcrash. FCY*1 ほぼ全車がbox. 先に入った#7は大損。
55 R.ルシノフ(26)が首位R.ゴンザレス(43)をpitで逆転。
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1h Green. 88-78-83-86-50-98. 首位#86がpitで順位を落とす。
05 N.ミナシアン(27)とC.カミング(31)が接触。31spin.これを避けたディ・グラッシ(8)がM.ウェバー(1)に首位を奪われる。1-8-2-5-6-7-13-4.
46 R.テイラー(50)が2位C.リードをパス。88-50-78-98-83-86. #88-#50 +45秒。
50 T12でP.ダラ・ラナ(98)とO.プラ(66)が接触。98刺さる。66stop penalty.
53 P2ディ・グラッシ(8)がウェバー(1)をパス。8-1同時box. 1先行。
56 P1-2 R.ルシノフ(26)とR.ゴンザレス(43)が接触。36が2位へ。
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2h05 3stnt~ 26-43-36-35-27-41-42-30-31. P2#36pitで遅れる。
14 P1-2 #26-#43box. R.ルシノフ→A.ブランドル、R.ゴンザレス→B.セナ。S.リケルミ(36)が先行。
40 T13でM.メディアーニ(27)とS.シャープ(30)が接触。デブリが出る。
42 降雨。レインライト点灯義務。
46 FCY*2 T13のデブリ回収。
55 Green. GTE-Pro AMR*2以外はステイ。
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3h07 P1ハートレー(1)にstop/goペナ。pit entry line cut. 1-8-2-6-7-13.
26 降雨*2
29 P2ハートレー(1)がデュバルをパス。首位に戻る。
35 P3デュバル(8)box.インター投入。Por, ToyはWET.
38 P3 O.ジャービス(8)crash. 左Fr.ベアリング?ブレーキ?トラブル。
46 R.スタナウェイ(97)が首位N.ティーム(95)をパス。
50 N.ラピエール(36)がリーブ(2)の左Rr.カウルを右Fr.カナードで狩りとる。
55 P2ティーム(95)がリアからcrash. Rr.ディフューザー脱落。ウイングも曲がる。
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4h 26-36-43-41-31-42-35-27-30
01 修復完了。リーブ(2)P2→3, ティーム(95)P2→5。ロッテラー(7)が2番手に浮上。
29 P3-4 #6-2同時box. 2スリックインター, 6スリック。#2先行。
34 P2ロッテラー(7)box. wet→slick.
45 M.ソーレンセン(95)が3位D.リゴン(71)をパス。
46 P2→3. N.ラピエール(36)DTP.ピット作業違反。
57 ロッテラー(7)予定外box. flat spotができた。サラザン(6)2位浮上。
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5h 83-78-88-86-98-50. #83-78が1秒以内。
05 P1-3 #26-43-36 +42秒, +53秒。
25 首位R.ラスト(26)spin. 右Fr.ブレーキ逝く。地元#43が首位に。
29 サラザン(6)splash. 1-7-6-2-13.
29 E.コラール(83)box. P1→2. ロング(88)が首位。
30 97-51-95-71-67-77-66. P1-2 +25.947
33 #43-36 同時box. アルバカーキ→ラピエール +7.5秒。
38 降雨*3
46 ロッテラー(7)box. slick→slick inter. P2のまま復帰。
51 山岸(50)crash.
54 T16でP1ベルンハルト(1)がオーバーラン。ロッテラー(7)とは1分差。

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Winners

#1 Porsche T.ベルンハルト / M.ウェバー / B.ハートレー

#43 RGR Sport R.ゴンザレス / F.アルバカーキ / B.セナ

#95 Aston Martin D.ターナー / R.スタナウェイ

#88 Abu Dhabi-Proton K.アル-クバイシ / D.ハイネマイヤー-ハンソン / K.バクラー

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「アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス」

今週末WTCCを開催しているサーキット違って非常に面白いサーキットだった。来年も是非!