その1681。【8/01更新】「高速はこだて号」が大きく変化(10月1日乗車分から) | 北海道のアンジュルムファンのブログ

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2014年12月22日、改名に伴い「北海道のスマイレージファン」から「北海道のアンジュルムファン」に変更しました。

※本記事は7月27日に「その1681。「高速はこだて号」が変動運賃制を導入(10月1日乗車分から)」のタイトルで公開したものですが、翌28日にまた大きな発表があったことから、タイトルを変更し加筆・改稿したものです。

※7月31日になってようやく北都交通がリリースを出したので8月1日に追記しました。また、同日付で一部加筆を行っています。

 

当方は札幌と函館との間の往来に高速バスを多用しています。

特に2021年以降の札幌と函館との間の往来は全て高速バスを使用しております。

2021年は22本(11往復)、2022年は18本(9往復)、2023年は現時点で6本(3往復)となっています。

そのうちの4本(2往復)が高速はこだて号ですが、この高速はこだて号が、今年10月1日乗車分から大きく変化することとなりました。

  • 7月27日発表:
    • 「変動運賃制」を導入することとなりました。
  • 7月28日発表:
    • 道南バスが共同運行から外れることとなりました。
    • 直行便と森・八雲経由便の経路が一部統合され、経路が一本化されます。
    • 8往復から4往復に減便となり、夜行便が正式に廃止となります。

各社のリリースは8月1日現在下記の通りです。

<変動運賃制の導入>

(7月27日発表分)

10月1日以降は乗車日によって「A運賃」「B運賃」「C運賃」のいずれかが適用されます。

「A運賃」が最も高く、「C運賃」が最も低くなります。

 

本日の発表に併せて10月の運賃適用カレンダーが発表されています(中央バス・北都交通のリリースは3ページ目、函館バスのリリースは別紙)。

10月はこんな感じです。

  • A運賃:設定なし
  • B運賃:金曜・土曜・日曜および祝日
  • C運賃:上記以外

当方は高速はこだて号よりも函館特急ニュースター号を用いる機会が圧倒的に多い(2021年~2023年では42本(21往復))ので、この2本の運賃を比較します。

なお、函館特急ニュースター号の大人料金はネット割適用時の運賃とします。

路線 種別 A運賃 B運賃 C運賃
高速はこだて号 大人・通常 4990 4620 4320
大人・早割 4490 4120 3820
函館特急ニュースター号 大人・ネット割 3920

今回の運賃改定により、なんと高速はこだて号の早割を使うと、C運賃が適用される日は函館特急ニュースター号より安価になります。

※高速はこだて号の早割は、A運賃・B運賃適用日は30日前まで、C運賃適用日は21日前までの購入時に適用可能

高速はこだて号のこれまでの運賃は、4900円なので、A運賃の通常価格を除けば値下げとなります。

 

なおこれに併せて往復割引と回数券が廃止となります。

<道南バスによる運行終了>

(7月28日発表。北都交通のリリースに記載なし)

道南バスによる高速はこだて号の運行が9月30日をもって終了し、10月1日からは中央バス・北都交通・函館バスの3社体制となります。

(写真:2023年7月15日 札幌駅バスターミナルで撮影した高速はこだて号道南バス担当便)

<経路の変更>

(7月28日発表)

これまで高速はこだて号では次の2つの経路の便が運行されてきました。

  • 【直行便】札幌方面~道の駅なないろ・ななえ~亀田支所前~五稜郭~函館駅前~湯の川温泉
  • 【森・八雲経由便】札幌方面~八雲~森町~新函館北斗駅前~七飯町鳴川~桔梗~昭和4丁目~五稜郭駅前~函館駅前~湯の川温泉

10月1日以降は下記の通りとなります。

  • 【10月1日以降】札幌方面~八雲~森町~新函館北斗駅前~道の駅なないろ・ななえ~亀田支所前~五稜郭~函館駅前~湯の川温泉

これに伴い、国道5号線沿いの「七飯町鳴川」「桔梗」「昭和4丁目」「五稜郭駅前」の各バス停での乗降取扱を終了します。

このうち「七飯町鳴川」と「桔梗」については、函館特急ニュースター号が経由しないため、この2バス停には高速バスが停車しなくなります。

また、全便が森・八雲経由となることから、札幌駅~函館駅間の所要時間が変わります。

  • 【直行便】
    • 札幌発:5時間20分
    • 函館発:5時間22分
  • 【森・八雲経由便】
    • 札幌発:5時間35分
    • 函館発:5時間32分
  • 【10月1日以降】
    • 札幌発:5時間40分
    • 函館発:5時間37分
  • (参考:函館特急ニュースター号)
    • 札幌発:5時間15分
      • 三井アウトレットパーク札幌北広島経由便:5時間25分
      • 夜行便:5時間30分
    • 函館発:5時間35分
      • 三井アウトレットパーク札幌北広島経由便:5時間40分
      • 本社前経由便:5時間39分
      • 夜行便:5時間54分
なお前々からアナウンスされていましたが、札幌エスタの再開発計画に伴い札幌駅バスターミナルが9月30日で廃止となるため、札幌駅前の乗降場が変更となります。
北都交通のリリースにはそれに伴う経路変更まで記載があります。

<減便と夜行便の廃止>

(7月28日発表)

これまで高速はこだて号は直行4往復、森・八雲経由3往復、夜行(森・八雲経由)1往復の計8往復体制でしたが、これが4往復に縮小されます。

また、これに併せて、2020年より長期運休となっていた夜行便が正式に廃止されることとなりました。

10月1日以降の函館~札幌間高速バスの時刻は下記の通りとなります。

※「MOP」は「三井アウトレットパーク札幌北広島」

 

【札幌→函館】

路線 札幌駅前発 函館駅前着 備考
ニュースター号 7:35 12:50  
高速はこだて号 7:50 13:30  
ニュースター号 9:40 14:55  
高速はこだて号 10:00 15:40  
ニュースター号 12:20 17:35  
高速はこだて号 13:10 18:50  
ニュースター号 15:25 20:50 MOP経由
高速はこだて号 16:20 22:00  
ニュースター号 18:05 23:20  
ニュースター号 0:00 5:30 夜行便

 

【函館→札幌】

路線 函館駅前発 札幌駅前着 備考
ニュースター号 7:05 12:40  
高速はこだて号 7:28 13:05  
高速はこだて号 8:58 14:35  
ニュースター号 10:00 15:40 MOP経由
ニュースター号 12:25 18:00  
高速はこだて号 13:18 18:55  
ニュースター号 15:30 21:09 本社前経由
高速はこだて号 17:08 22:45  
ニュースター号 17:35 23:14 本社前経由
ニュースター号 23:40 5:34 夜行便

 

<まとめ>

とは言っても当方はこれからも原則的に函館特急ニュースター号を使い続けることでしょう。

理由は2つ。

  1. 函館特急ニュースター号は現時点では引き続き通年同一価格となります。
    当方の場合、高速はこだて号のC運賃が適用される日に乗ることがほぼないと見込まれるため、函館特急ニュースター号の方が安価となります。
  2. 今回のダイヤ改定により、高速はこだて号の夜行便が正式に廃止となり、札幌~函館間の夜行便は函館特急ニュースター号だけになります。
    当方の場合、朝一番の便(札幌には概ね13時頃到着)では間に合わないケースが多いため、夜行便の利用がほぼ必須となることが多いです。

今回の高速はこだて号の変化で、「通年安価で夜行便のある函館特急ニュースター号」と「長年の実績を持つが夜行便がない高速はこだて号」の勢力図がどう変わるのか注目です。