今年の2月中旬に新宿へ買い物に行ったとき、
マスクをしている人の割合は9割以上だった。
私は元々マスクがそんなに好きではなくて、
この時はその1割以下の方の人だった。
WHOもこの頃はまだ、
「マスクにはコロナ感染を防ぐ効果はない」
と言っていたから。
3月初めにロンドンに入った。
マスクをしている人は全くと言っていいほどいない。
いても一目で「中国系の旅行客」と分かる集団で、
挙動も怪しく、
こりゃ逆にロックオンされて差別されるだろ・・・、
と心配になってしまうほどだった。
NHS(イギリス国民保険サービス)は、
とにかく手洗い、気付いたら手洗を・・・と言っていて、
ジョンソン首相がまだ集団免疫を唱えていた頃。
この後、風向きがどんどん変わり、
WHOも「移さないためにマスク着用は効果的」
と言い始めた。
3月20日にロンドンを離れたのだが、
この頃にはマスクをする人をだいぶ見るようになった。
といっても、1割もいなかったように思う。
私も結局帰るまでしなかった。
日本が欧米に比べて感染者が少ないのを称賛する報道を見かけたことがあるが、
ただ単に、マスクをする習慣があったことと、
キス・ハグ・握手・家内土足などの生活習慣の違いからだと、
私は考えていて。
もし、WHOがもっと早く、
自分が感染者の場合に周りに移さないためのマスク着用ということを、
しっかり伝えていれば、
欧米の爆発的な感染は、もっと少なくて済んだのでは・・・、
と正直思っている。
(科学的根拠はない、個人的見解です)
一方、最近見かけたニュースで、
日本人がマスクを着用していたのは、
感染させないリスクというより、同調圧力によるものというものを見かけて、
切ない気分になってしまった。
仕方なく付けていたマスクが感染拡大を上手いこと防いでくれて、
それを政府が「日本人は民度が高い」とねじ曲げて、
マスコミは否定せずそのまま報じる。
コロナが世界に爆発的に拡大した頃に、
たまたま外国にいたから、少し他の人より強く感じる部分があるとは思うが、
ちっとも立ち向かえておらず、運任せな対策しかしていないように見えたから、
カッコ悪いなあ・・・。
と、もどかしい思いを抱えながらも、
今はちゃんとマスクをして電車に乗っている。
もちろん自分が感染者かもしれない前提で、周りの人に移さないために。
でイギリス人は今、マスクしてるのかなあ・・・。
先日、パブやレストランが営業再開になったニュース映像を見たけど、
ほとんどの人がマスクしてなかったような・・・。
「ああ、やっぱりな」
って思ってしまった(苦笑。
アメリカでも「息をする権利を奪うな」と訴える人がいるくらいだし、
日本やアジアとはマスクに対する考え方が、
だいぶ異なるネガティブなもののように感じられもした。
何かいい方法無いですかね、うーん。