『一度も会ったことがない友達』
の続きです
25年前
初めてパソコンを購入した、私。
それはデスクトップのもので
それまでは
まともにパソコンに
触ったこともなかったから
設置に来てくれた人に
5回くらいに分けて
自宅に来てもらって
基本的な操作から
フォーマットのやり方なんかも
教えてもらって
パソコンデビューをしました
そして、その後
タイピングが早くなるには
『チャット』が手っ取り早いよ
と誰かに教えてもらい
まずは、手始めに
適当に検索してたどり着いた
『チャットルーム』に
毎晩行くようになったんだけど
そこのルームで
オンラインゲームが
存在してることを聞いてね
行ってみたところが
ハンゲームというサイト。
彼との出会いは、25年前の
そのオンラインゲームの
部屋でした。
ハンゲームっていうサイトは
自分好みのアバターを制作して
ログインすると
顔の見えない誰かと
対戦が出来るゲームが沢山あって
自分でプレイ部屋を作ったり
もしくは、誰かの部屋に入り
プレイするもので。
私は、3人でやる
花札の部屋によく入っていたの。
そこで
彼と、よく居合わせることが
多くなり
挨拶から始まって
ゲームをしながら
自然とチャットで
会話をするようになってた
私が、オンラインでの
対戦型ゲームをしてたのは
その時が最初で最後だけど
期間にしたら
数ヶ月の間だけなんだけどね
(そうえいば当時からね
ここで出会った者同士の
不倫、浮気、妊娠、金銭貸し借りとか
オンラインでの出会いの
トラブルの話とかが
ゴロゴロ転がってたな)
彼とは季節の話とか
札の絵柄の話とか
本当に他愛のない会話を
ポツラポツラ交わすようになり
なんか、気がついたら
電話で話すようになってた。
彼は
すごい警戒心が強い人で
心に傷があるような
時々、気難しい面も見せる
そんな彼だったんだけど
私のことは別世界の人
奇想天外な生き方をしてる人
そんな風に思っていたよう。
彼は
抱えている葛藤や悩みを
ストレートには
話してはこないけど
なんとな~く
言葉の後ろの方で
自分の苦しみを
伝えてくれる時もあって。
あ、きっと
私と一緒にゲームをしたり
時々、電話で話すことで
この人、気が紛れてるんかなと
私はそんな風に思ってたんだけど。
初めて電話で話した時は
彼は、配属先の職場で
壮絶な虐めにあった経緯から
突発性難聴みたいになっていて
補聴器をしていても
自分の声も聞こえにくいらしく
彼がなにを言ってるのかが
聞き取るのが難しかった。
そんな感じで
カジュアルに連絡を
取り合いはじめた私達なんだけど
その後も
お互いが頻繁に近状報告をするとか
そんなんでは全然なくてね
現在に至るまでも
電話で話した回数はあまりなくて
( 以前は)主にメールで連絡し合い
今はLINEでの
やり取りで繋がってる人です。
気が付いたら
25年続いている関係ね

こんな形の縁もあるんだよ
という他愛のないお話なんですが。
長くなってしまったので
明日、また続きをかきます
読んでくれてありがとう