カナダ、バンクーバーでの経験 | 日韓年の差夫婦☆バイリンガル☆脱ステ

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元ホステス、その後ハワイへ。同じ大学だった、12歳年の違う韓国人旦那と結婚。子供をおうちでバイリンガルにすることを成功しました。『相手の好きに触れる』このテクニックがホステスも育児も同じだな~と思う今日この頃。独自の育児法や家庭学習のことなどを綴ったブログ

Aloha

ホステスを20年間してきた私が、37歳の時にハワイへ留学するまでの話を書いています。


前回の記事、裕福な家庭の韓国人たちとのひとときの続きです。

2ヶ月間、カナダのバンクーバーで過ごした私ですが、20代の時に楽天ブログを書いていて、そこで知り合った女性がいました。

彼女は若い時から日本が合わず、アメリカの大学を出てからバンクーバーに移住していて、ビーガン。

ファームアニマルのサンクチュアリへの寄付やボランティア、動物は食べ物じゃないっ、なんていうデモにも参加してたりする人で、20年以上も前からオーガニックを推薦し、彼女のブログにはナチュラルな生活の様子が綴られていました。

私のお水生活をさらけだしたブログを書いていたんだけど、お互いに好印象を抱き、コメント欄でよくやり取りしてました。そして彼女の活動やライフスタイルにも興味があり、バンクーバー入りしてから会う約束をしてたのですが。

ある日、ドラッグストアに立ち寄った時、ある女性を見て、直感でブログの彼女だとわかりました。当時はブログで画像を載せたりしていることがあまりなく、文字だけのブログがほとんど。お互いに顔は知りません。声はかけませんでしたが、でもすぐにわかりました。

数日後、ビーガン用のデザートがある店で街合わせ。店に現れたのはストアで見かけた女性。全く飾らず、素のままな印象で素敵な人。

話をしていると、彼女が明日、私たちの食べいるキチンが、どのように飼育され出荷されているのかを知ってもらう為にビラを配るという。是非是非、手伝いたいというと、彼女は喜んでくれ、明日の夜に会う約束をしました。

私はビーガンでもベジタリアンでもありませんが、肉や乳製品が得意ではない。なので魚介を食べるベジタリアンみたいな食生活だったんですが、彼女みたいにポリシーがあるわけではないし、動物の飼育状況のビデオやドキュメンタリーは見たことがありましたが、英語も全然できないし、ビラを渡した時に質問されたらどうしようと、それが不安でした。

だって、ビラを配るのはケン○ッキーフライドチキンの目の前です。店に入っていく人、出てくる人にビラを渡すっていう。

日本だったらお店に対しての嫌がらせ、妨害行為と取られてもおかしくないんじゃないか、と正直、えー、お店の前で?とビックリしました。

そして、この経験がカルチャーショックの1つになりました。

日本だったらチキンを食べている人が、責められていると感じたりして、不快な思いをするのでは、みなビラを避けて受け取りもしないんじゃないかと思っていましたが、全然違った。

『 互いに違う意見、好み、生きた方がある 』ということを認めあっていて、ビラを受け取るフライドチキンが大好きな人も、自分がどれだけキチンが大好きかを笑顔で教えてくれたりします。

そして彼女が訴えているのは、ストレスを与えられ未動きも取れないケージで、ホルモン剤や抗生剤を打たれた鶏。安いには理由がある。自分たちの食すものが、どうのように飼育され出荷されるのかを知って欲しい。そして飼育状況を改善したいというもの。

フライドチキンを手に、お店から出てきた人とディスカッションが出来るんですよね。正しいか、間違っているかという論点じゃない。お互いの信じているもの、好きなものを教え合う。すごくいいな〜と思いました。

ここのチキンを食べることはやめられないけど、酷い飼育をされている鶏たちの環境が改善されることを願ってるわと、寄付をくれる人もいたり。

バンクーバー滞在中、彼女と一緒にクジラの保護、毛皮のために飼育されている動物を知ってもらう運動などにも参加しましたが、カナダの人たちを通して、日本とは違う文化、価値観を感じることが出来ました。そして、それがとても心地よかった。

カナダの人は、質素でナチュラルな人が多く、自分独自のシンプルな生きた方をしている印象を受けました。

続く