初めてのカナダ。
初めて交流する韓国人女子たち。
あの頃は韓国の文化、風習などというものを全く知らなかったので、ムダ毛の次に驚いたのが、女子同士の腕組と手つなぎ。
まずは彼女たち、年齢を聞いてくる。そしていろいろ食べものをくれます。私が知り合った子たちはみな親が裕福で、住んでるコンドもホテルのような広さ。部屋には韓国から送られてきた、当時のサムソンの新型テレビなんかもありました。
幼少の頃のスイミングスクールがきっかけで、それ以来の親友という彼女たちは一緒に暮らしてるんだけど、広い部屋には高価そうなドレッサー、キャビネットなどが2個ずつあり、まるで双子の部屋みたい。すべて親が用意してくれたそうです。
二人してヴァイオリンの発表会があるとかで韓国に一時帰国もよくするんだけど、聞けば、二人が子供のころからしていた習い事は、すべて同じで、二人でヨーロッパ音楽留学もしたそうで。
彼女らの両親から毎週届く韓国の高級みかんやお菓子。それをお裾分けしてくれ、彼女らのコンドのシアタールームでの映画鑑賞、部屋でのパーティーにも呼んでくれるんだけど、ピザやら韓国料理やらがデリバーされ、払うと言ってもけしてお金は受け取ってくれません。帰りには、コスメのギフトボックスなどを手土産にくれたり。
そして学校を出ると、私の右手と左手には彼女たちの手。もしくは腕を組んできます。これには最後まで慣れなせんでしたね。だって、多分、小学生の時を最後に、女の子と手を繋いだりとかしたことないので、手って...っとビックリっ!!
他にも既婚者の韓国人なんかも、そのグループにいて一緒に過ごすことが多かったんだけど、なんだか女の子同士でワイワイっていうノリで、夜な夜な男性の相手をしている私には新鮮な世界でした。
でも、私が日本でホステスをしていると言った翌日から、さ~と散っていった彼女たちだけど、寂しい気持ちもなかったし、嫌な気もしませんでした。逆に興味もってくれてありがとうって、カナダに来なかったら関わることがなかったタイプの人たちだったので、短い間だけど知らない世界を体験できて面白かったです。
続く