促進剤を入れ始め
陣痛が始まり
強い痛みに襲われると
呼吸法を繰り返していた私。
途中で旦那に
「そういえばバルーンは?」
と聞くと
さっき外したよと言われ
あ、さっき下半身をいじられてたかも
痛すぎて、よく覚えてない。
とにかく
痛みが襲うたびに
呼吸法を意識し
ベイビーが
産道を通ってくるところを
イメージしたりしてたりしてた。
今思うとあの時は
ひとりで宇宙空間にいる感じだった。
現実界で起きてることと
自分の意識に靄がかかっている感じで
すべてが雲の上での出来事のような。
激しい痛みに耐えていると
案の定、血圧が上がってきてしまい
(多分2時間後くらい)
旦那が横で
麻酔したほうがいいよ!と言う。
「するする
はやく無痛にして 」
だって、クレイジーの痛いからさ
そのあと
麻酔の医師はまだ来ないの(怒)
と繰り返し繰り返し
心の中で叫んでいた記憶がある。
もちろん旦那にも
「ねー、麻酔医はいつ?」
と、枯れるような声で聞きまくり。
他のオペが入っていて
遅れて登場するした麻酔の男性医師
彼が何時に来てくれたのかも
旦那も私も全く覚えてないです。
覚えてるのは
いきなり
ベッドの横に座ってと言われたが
痛みで体が全く動かせない。
麻酔科のナースが
私の身体を支え
ちゃんとしたポジションに座らせてくれた。
自力で座っていられない私の身体を
ナースがずっと支えてくれてたのを
覚えてる。
背中に消毒してるんだろうな
っていう記憶もあって
針?
刺したの?
いつ?
もうそのあたりは、全然覚えてない。
絶対動いちゃだめ!
と言われたのだけ覚えてる。
さっきも言ったように
この時も
完全にあたしは
宇宙空間にいる感じ。
で、麻酔が終わったっぽいのに
引き続き激痛のお腹。
まだ痛いんだけど。。。。
と心の中で思ってるけど
痛すぎて、うなるだけ。
旦那にこの件を確認すると
どーやら1回じゃ効かず
2回薬をいれたみたい。
そういわれて思い出したのが
麻酔をしたあとも
右の下腹部が最高に痛くて
唸ってた。
旦那曰く
麻酔を背中にいれた時
左よりにいれたので
左下半身はバッチり効いていて
でも、右には薬が届いておらず
で、追加したらしい。
右に激しい痛みが残るものの
激痛からは解放されつつあったので
ようやく周囲の声が聞こえてきました。
この時の表現は
宇宙空間から現実界に戻ってこれた
とういのが一番しっくりくる。
ナースに
左足と腰の感覚があるかを聞かれた時
下半身が動かないことに気が付く
そう、ガッツリ麻酔が効いていました。
で、尿管に管をいれて
おしっこ確保する処置されたけど
麻酔が効いてるので
痛くもかゆくもない。
とにかく痛みから解放され
は~ぁと
固まった体がほぐれた感じがした。
これが何時頃だったのかは不明です。
続く