懇意にしている楽器屋さんに行き、予算を告げ、4、5台を試奏させていただいた。
今回の楽器選びは「見た目重視」
楽器の色が、赤い・濃いオレンジ・黒いのはイヤ。
茶色系・黄色系がほしい、という希望があった。
毎日見るたびに「キレイ!この色大好き!」と思いたいから
せっかくの楽器、見た目、大事だよねぇ⁈
なので、私は「赤いのは持ってこなくていい」などと言い、楽器屋さんも「意外ですねぇ」とか言いつつ、「この色はどうでしょう?」とこころよく「色で」選んでくれた。
一番いいなと思った一台はG線の音が、なんというか「太くて幅があって、中がスカスカ」に聞こえる。
上のポジションにいくとブワーという音で音程も不明瞭な感じ。もちろん私の低技術もあるのだけど。
「このバイオリン、見た目キレイで好きなんですけど、なんか音がスカスカじゃないでスカ?」
「私もそう思いますね 」
やっぱり気のせいじゃないらしい。
別の一台は、G線の5ポジくらいでも芯のあるつまった音がする。高音も澄み切っている。
ちなみに弦は同じドミナントの新品が張ってあった。
こんなに音が違うんだ
弾きごこち、感触も違う。
弾いてみなきゃ分からないということが分かった。
ネット通販で買うっていう選択肢はかなぐり捨てました。(遠方のお店で見積もり取ってた)
「…すみません…見た目重視とか言いましたが、弾きごこちとか音もすごく重要だとわかりました…見た目はいいから、オススメあったらそれもお願いします」
何台か、説明を聞いたり弾いてみたりして2台くらいに絞るけど、疲れたのでこの日は仕切り直しで帰宅。
全てが希望に合うものってなかなか…
予算の縛りもあるし。
そうそう
「ビオラを弾いている人は、バイオリンのE線の繊細な弓づかいが難しいだろうと思いますね 」
とか言われた。
なんでそういう話になったんだっけ…
私の試奏がそんなにすさまじかったのか。。
自分では気づかないけど、バイオリンのE線はビオラのA線と同じつもりの弓で弾いたらダメっていうことなのか。考えてみれば当然かも…
いいことを聞いた。
もっとE線を繊細に繊細に弾いてみよう!!
(そう思ってやってみたけど音が小さくなるだけで難しいじゃないか)