みんな、自分の育児の都合悪いことって、忘れちゃうものなのかもね。 | 東京ワーママdiary★小6抄録。〜中学受験生といっしょ〜

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東京で働くアラフォーフルタイムワーママの毎日。
小6の男の子、中学受験生の母です。



ご高覧賜り恐悦にっこり

都内でフルタイムで働きつつ

小学校5年生の一人っ子男子を育てる

アラフォーワーママのブログですにっこり







冬の終わりの
にんにく味噌󠄀鍋。









先日、家族3人で、
小さなギャラリー付きのカフェで
お茶をしていたときのこと。





よちよち歩きの赤ちゃんを連れたママが
店内に入ってきた。

赤ちゃんは、
お店の中の色々なものに興味津々で
大きな目を見開いて
見入っていた。

特に赤ちゃんの興味を引いたのは、




火。 




そのカフェには、
薪ストーブのように
燃えている火が見えるタイプの
珍しいストーブが置いてあって

赤ちゃんは、
その火の燃え盛る様子に
興味津々のようだった。

じーっと見詰めている。

分かるよ。
火が燃えるところ、面白いよね。

ママが、赤ちゃんの手を引いて
別のところに連れて行こうとすると
あかちゃんが騒ぐ。

「あ!あ!ぅあー!驚き

もう、なぁにぃ?ちょっと不満
と、ママが赤ちゃんを抱き上げる。

赤ちゃんは抱き上げられても身を捩り、
火を指差し、大きな声を出す。

「わぁ!あー!不満💦

そこでママも
我が子がストーブの火を見ているのだ、
と気付く。

あー、燃えてるねー、
みたいなことを言う。

30秒だか、1分だか、
ママは、赤ちゃんを抱いて、
ストーブの前に立つ。

そして、
さ、もういいでしょ?
と立ち去ろうとする。

当然、赤ちゃんはまた騒ぐ。

「あわー!わあー!怒り

えぇー?まだ見るの?真顔
という表情をするママ。

どうやらママは、カフェの
ギャラリースペースに行きたいようなのだ。





その後も、親子の攻防は続いた。

赤ちゃんには、そのとき
「見たい」ものがある。

それはストーブの炎だったり、
キッチンで働くカフェの店員さんだったり。

わたしは、
その赤ちゃんのことを何も知らない
他人だけど、
見ていればすぐわかる。
簡単に分かる。
赤ちゃんは
「僕は今これを見たい!」
全身で訴えている。

身体中を目にするような集中力で
そのとき見たいものを見ようとしている。

しかし、ママは、
その子にそれを見る時間を与えようとは
余りしていないように見えた。

ママは、どうしてもギャラリーに
行きたいらしい。

ギャラリーには、
絵本作家さんの原画が展示されていたので
それを赤ちゃんに見せたかったのかも
しれない。

なんとか赤ちゃんと一緒に
ギャラリースペースに行こうと
一生懸命になっていた。







でも。






そんなの
どぉーーでもよくない?

と、わたしは思ってしまう。





有名な絵本作家の原画だとか
赤ちゃんにはまだ価値もわからないし
それよりその子が
その時見たいと思ったものの方が
その時の赤ちゃんにとっては
価値があるとわたしは思う。

燃える火も
カフェの店員さんの仕事の様子も
ママにとってはありふれていて
価値のないものかもしれない。

それより我が子に
芸術的価値の高いものを
見せたいのかもしれない。

でもさ、赤ちゃんにとっては
「そのとき
見たいものを見る」
ってとても大事なことだとわたしは思う。

赤ちゃんが何かに興味を持って
見たいと思っているのなら
可能な限り、
飽きるまで見せてやった方が
いいんじゃないだろうか。

あんな風に、
サッサと
切り上げさせようとしてしまうのは
もったいないな
と思ってしまった。







でも、そんなの、赤の他人の
勝手な感想で。

まず、
他人が
とやかく言うことでは
ないよね。

わたし自身も
あのママのような対応をしたことも
過去にあったかもしれないし。

その時々で事情は色々あるし。

いつでもこどもの興味に
とことん付き合えるわけじゃない。

我が子の興味よりも
優先しなければいけないものは
たくさんある。
(例えば、我が子の生活リズムとか)

わたしも
嫌がる我が子を抱え上げて
無理矢理家に連れ帰ったことだって
ある気がする。

「まだ見るの〜?
もう行こうよ〜💦」
と言ったことだって、
きっとたくさんある。

人は自分のそういうこと、
きっと忘れちゃうんだろうな。
都合良く。

忘れて「わたしだったら
あぁはしないのに」とか
勝手な感想持ってしまうんでしょうね。





嫌だね〜。





そう、だからこれは
そんな都合の良い他人の無責任な感想なので
そのママに何か声を掛けようだなんて
絶対にしないんだけど。
(きっと嫌な気持ちにさせてしまうので!) 

そのへん分かった上で
でもわたしはこう思ってしまった、
というだけの話なんだけど。

カフェでお茶しようとしていたけど
「こどもが
落ち着きがないので
やっぱり帰ります💦」
とお店を出ていったママを見て

やっぱり、もったいないな、と
思ってしまった。





あの子、
落ち着きないんじゃないよ。

見たいものを存分に見せてもらえないから
声を出して訴えていただけ。

たぶんあれ、
気が済むまで見たいものを見せてあげれば
おとなしーーーーーく
しずかーーーーーーに
見ていると思う。

うちの息子はそうだった。

静かにさせておきたいなら、
何十分でも、
時間の許す限り、
火を見させてあげればいいんだよ。

ちゃんと柵で覆われていて
危なくて仕方ない!みたいな
火でもなかったんだしさ。

そしたら落ち着くはず。

ママだって同じでしょ。

ギャラリーに行きたい!
ギャラリーの絵を見たい!

って、赤ちゃんを引っばって
抱き上げて、
言う通りにさせてたでしょ。

赤ちゃんにも見たいものがあるのよ。

だから

今はこの火を見てたい!
ここにいたい!

って、
赤ちゃんはママを抱き上げて
望むところに連れて行ったりできないから
声を出して訴えていただけだよ。

欲求が満たされれば落ち着くよ。







息子が1歳くらいの頃。

息子が見たいものを見るために
親はただただボーーーーッと突っ立って
息子の気が済むのを待っていたときが
よくあって。

懐かしいな、と思い出しました。

デキるママだったら、
ボーッと立ってないで。
「そうだね、あれが◯◯だね!
あれは〜で✕✕なんだよ!」
と囁いたりするのでしょうか。
わたしは、基本無になって、
見てる息子を見ていました。

信号で車が止まって、
青になると走り出すのを見るのが
ブームだったときがあってね。

家の近くの交差点のところに
ずーーーっと立ってた。
寒さに震えながら。

車が止まってるとき息子は
「ボボボボボボ」と言って、
走り出すと、片手を広げて
「ぱーっ!」って言うの。
効果音。

本当に楽しそうにね。

それを、ずーっとずーっと
繰り返すわけよ。

一度オットが息子を散歩に連れて
行ったことがあって。
(みおちゃんから話には
聞いていたけど)ほんとに好きなんだね。
20分は
交差点のところに立ってたよ💦」
と驚いていました(笑)

懐かしいな。
可愛かったな。

街路樹の剪定をしている人たちを
ずっと見ていたこともあって。

そのときは
「社会科見学だ!爆笑
なんて言って、わたしも喜んでました(笑)

思えば恵まれていたんだよね。
当時わたしは育休中で、
家族でドイツにいて。

しなきゃいけない家事も最低限で。
ポンと異国に来ていたから、
日本にいたらあったかもしれない
友人たちに会う、とかも
そんなにはなくて。
たっぷりと時間があったからこそ、
息子が見たいものにとことん付き合う
余裕があったのかもしれません。

良い時間、良い時代でした。











※道を歩いていて、たまたますれ違った相手にいきなり言わないようなことは、ここのコメント欄にも書かないでくださいねにっこり


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