安倍昭恵総理夫人に、ベルギー王国から「レオポルド2世勲章グランオフィシエ章が授与されました。

 

授与式での挨拶文によれば、

「女性のエンパワメントと男女平等の促進、

国内外における女性の社会参画を後押ししてきたこと」

に敬意を称してのフィリップ・ベルギー国王陛下からの授与、

ということでした。

ベルギー大使館だったので、ベルギーのブランド「デルボー」のバッグを持って行きました。

「これ、ひとまわり小さいサイズだと、使える場が増えるんだけどな」といつも思っていたのですが、昭恵さんがそれを持っていらして……やっぱり、あの小ぶりなほうが素敵だった……☆

 

授与式では、

「中学生の考える女性の未来」というタイトルで

中学生による意見の発表(データや統計にも参考にしながら

自分の意見がしっかりとある立派なものでした!)や、

「社会における女性の役割」というタイトルでの

パネルディスカッションもありました。

左から、パネリストの新居日南恵さん、米良はるかさん、駒崎弘樹さん、エルス・ヴェルヒュルストさん。

彼らの話を聞いていると、日本人の仕事と子育てにまつわる現場では、いかに女性が大変な状況に立たされているかを思い知らされます。

そもそも、「育メン」という言葉が流行るあたり、それが「珍しいから流行った」のです。

 

パネリストの中で、私の心をつかんだのは、やはり駒崎さん。

「訪問型」の病児保育サービスや、空き住戸を使った「おうち保園」の展開をはじめとする「NPO法人フローレンス」」の代表理事で、内閣府「子ども・子育て会議」委員なども務めている方です。

 

以前から、その画期的な取り組みに感心していましたが、

なぜこんなにも人の心をつかむのかと考えてみると、

常に未来についての明るい部分にフォーカスした話し方をしているからのような気がしました。

 

たとえば、モデレーターからの質問で

「今はまだない、今後の未来について見えていること」について、

駒崎さんは「10年後の日本の未来についてはっきりと見えていることがある」と明言していました。

「僕の見えている世界では、待機児童という言葉はなくなっているし、過労死というものもなくなっているでしょう。(昔そういうものがあったらしい、というものになっているはずです。)育メンという言葉もないでしょうね、(だってあたり前のことですから)……」

など、ご自身の活動が直面している大変な状況に触れるのではなく、そこから想像できる未来の明るいことが基軸になった話し方なのです。

 

よくあることですが、

現在ある問題点を指摘するだけでは、それが拡大するだけです。

 

解決するために指摘しているつもりでも、たいていは、そのネガティブな点にフォーカスして残念がったり、悲しんだり、憐れんだりするだけで終わってしまうことが多い……。

実際、ネガティブなものに焦点を当てた話し合いは、同席している人たちの心を暗くします。

 

同じことがテーマでも、

その状況が良くなることをイメージしている話し方をしている場合は、聞いているだけでなんとなく明るい気持ちになるものです。

 

実はこの「なんとなく明るい気持ちになった」

というのはとても大事。

 

聞き終わったときに、

すがすがしく明るい気持ちになったというのは、

その物事が明るい方向へ向かっていくことに意識レベルで影響を与えていることになります。

 

大勢の人がそれを思えば、

それが実現する可能性が高まるからです。

 

少し話がそれますが、

他人を良い方向へ動かそうとするときも同じです。

たとえばなにか問題を抱えている人がいる場合、

その人に一番良い影響を与えるには、

その人がその問題を解決できている姿を想像し、

すでに解決したつもりで接してあげることです。

 

たとえば病気の場合は、

それが完治している姿を見る(イメージする)ことです。

 

祈りの言葉にある、

「それが~~となるように心から祈っております」

というのは、

まさに、その物事が望む最適の状態になることをイメージしている、ということですよね。

 

授与から続いて、いろんなことを考えてしまいました笑

 

昭恵さん、本当におめでとうございます。

 

おまけ)

ベルギー大使館の前にあったしょんべん小僧……。

これは・・・・・・(笑)というものすごい存在感でした。