樹木希林さんが75歳で死去…
樹木希林さんの死生観を象徴していますね
カンヌ国際映画祭で
最高賞「パルムドール」受賞した
別所:夫婦のあり方っていうのはいろいろですよね。
樹木さんの考える夫婦像を教えていただけますか?
樹木:人間っていうのは何かに添っていくっていうのは、成熟していくために必要なことなのね。
それが会社であっても
誰かに添っていかないとならない。
どれだけ人間が生まれて、
合わない環境であっても、
そこで出会うものがすべて必然なんだと思って、
受け取り方を変えていく。
そうすると成熟していくような気がするのよね。
それで死に向かっていくのだろうと思う。
でも人間ってだらしないから、あんまりいい奥さん、あんまりいい旦那さん、いい子供で楽だと、成熟する暇がないっていうか。
人生に起こる物事を
面白がって、
自分の気づきにしていく生き方
がここにもありました
人生の目的は
人間としての成熟
どうすれば、年齢を重ねて“成熟”した自分を感じるのでしょうか?のインタビューに応えた希林さん
「ただ年を取れば成熟していくかというと、そうではないと思う。やっぱり努力しないとね。ちょっと年を取ると、オバサン、オバアサンと言われて、自分でもその気になってブレーキをかけてしまう人が多いけれど、それではだめ。
年を取ることは本当はとても素敵なことなのだから」
「若く見せたい、自分以外の人間に見せたいとかじゃなくて、年を取ることは本当はすてきなことなのだから、
いまの自分を堂々と表現すること。
成熟した自分をよく見つめて、
一歩前に踏み出す勇気を持って。
日本の男の人も、成熟した女性の魅力がもっと分かるようになってほしいですね。男の見方もだいぶ変えていかないと、両立しないと思いますよ」
と語られています。
自分に向き合ったからこそ
年齢を脱ぐ。
冒険を着る。
わたしは、私。
自分らしく装うこと。
自分らしく暮らすこと。
自分らしく選ぶこと。
自分らしく笑うこと。
自分らしく食べること。
自分らしく生きること。
自分の興味を深めること。
自分の感性に素直であること。
自分の変化を楽しむこと。
自分の言葉を持つこと。
自分の人生を楽しむこと。