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今日のテーマは「天下分け目の地、小牧山城 その2」
前回は、小牧山城が家康の本陣となった「小牧・長久手の戦い」について触れました。
今回は、小牧山城がある愛知県小牧市について。
小牧山は小牧市役所の北隣にあり、名古屋の中心部からクルマで30分もかからない程度の場所にあります。
現在、山頂には天守閣風の建物があり 「小牧山歴史館」として戦国時代の小牧山に関する様々な展示を行っています。
4階の展望室では、航空写真に描かれた小牧・長久手の戦いで築かれた砦の位置を見ながら、当時の軍勢の動きを今の風景に重ね合わせて思いをはせることも。
また、麓にある小牧山城歴史情報館 「れきしるこまき」では、なぜ信長は小牧山に城を築いたのかなどを紹介する映像コンテンツをはじめとした常設展示を楽しめます。
山頂までの道のりは山城らしい険しさを味わえる一方で、公園としても整備されているので舗装されたランニングコースを歩けば、遠回りにはなるがゆっくりと上り下りもできる造りに。
天下分け目の激戦が繰り広げられたであろうこの場が、400年が経過し穏やかな時間が流れる場所に変わっていることに歴史の営みを感じます。
愛知県小牧市は、名古屋市にほど近いことからベッドタウンの姿も持ちつつ、東名高速・名神高速・中央道の結節点があり、県営名古屋空港も近いことから、交通の要衝という地の利を生かし内陸工業都市としても発展してきました。
一方で、今回取り上げたように、日本の近世以降を大きく左右した歴史的合戦が行われた場でもあります。
"三英傑"と称される 織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の全員が愛知県出身で、必然的に戦国絵巻に登場する人物も愛知県をはじめ東海地方にゆかりのある面々が多い印象。
工業に比べると、観光には課題があると言われがちな愛知県ですが、人を呼び込める可能性のあるコンテンツは決して少なくないと考えれられます。
歴史の面白さをいかに伝えていくかもポイントになりそうです。
ほはば飯塚