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今日のテーマは「横浜の古代スポット「三殿台遺跡」 その2」
横浜の「三殿台遺跡」が保存されている「三殿台考古館」にある復元住居。
縄文時代中期(紀元前3000年頃)、弥生時代中期(紀元1世紀頃)、古墳時代後期(紀元7世紀頃)の3時代の竪穴住居3棟が屋外に復元展示されています。
住居入り口は南側に設置されているものの、いずれの時代のものも中は真っ暗。
住居そのものに大きな違いは感じられませんが、縄文時代には円形に近い作りであったものが、弥生時代以降は4本の主柱に支えられた入母屋造りへと変化していった様子がうかがえます。
古墳時代、つまり大化の改新の頃になっても農民たちは弥生時代と大差のない住居で暮らしていたことになりますが、内には竈が築かれるようになり、コメが主食として普及したことが分かります。
また、青銅製の腕輪や指輪など貴重な資料が見つかっており、これら出土品は展示室で見学することができます。
こうした展示物に加え、「三殿台考古館」では当時の生活にちなんだ体験教室や各種イベントを随時行っています。
体験まがたま教室では勾玉作りや火起こし、土器作り、土偶作り、弓矢うち大会などを、また、丘の上という地理的条件を生かし「夜景」を見る会や「ダイヤモンド富士」を見る会などを年間通じて開催するなど老若男女が楽しめる市民憩いの場となっています。
それからもう一つ、地元出身の人気アーティスト「ゆず」のアルバムに三殿台遺跡で撮影した写真が使われたことから、ファンの〝聖地"にもなっています。
興味深い立ち位置の遺跡。
現代との架け橋ですね。
ほはば飯塚