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ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「スペースポートおおいた その2」
前回はスペースポート、宇宙港化を目指す大分空港の動きについて触れました。
これまで宇宙との結びつきが薄かった大分県は、スペースポート化に期待することに「大分×宇宙」のブランド化があります。
宇宙港を中心としたエコシステムの創出と衛星データを活用した宇宙ビジネスの拡大を課題として、近時では宇宙ビジネスや衛星データの活用をテーマに講演会を開くなど全国の企業に向けた情報発信を強化しています。
これらの取り組みから、宇宙に興味を持ってもらうことで、将来的には各企業が自社研究や用途に応じて大分空港から衛星を飛ばし、衛星データを活用してより良い社会作りに貢献してもらいたいなどの思いも。
また、地場企業にも期待しており、宇宙をテーマにした特産品の開発、イベントの実施などを積極的に行ってほしいとの考えがあります。
大分県の知名度向上とブランド化の促進に繋がるためで、今後も「宇宙港」「衛星データ」の2本柱をもとに「大分×宇宙」のブランド化に取り組んでいきます。
宇宙ビジネスに取り組む地場企業の事例があります。㈱大の葬祭(大分県豊後大野市)は、大分県内で8カ所の葬儀場を運営していますが、大分空港のスペースポート化の計画が上がった際に、将来の新しい葬儀形態として「宇宙葬」を想定。
内容は、遺骨をカプセルなどに納め、ロケットに乗せて宇宙空間に打ち上げるというもの。
日本でも宇宙葬に取り組む企業はありますが、葬儀業者としてはあまり例がなく、海外企業と連携しながら「宇宙葬」の実現に向けて着々と準備を進めています。
さらに同社は、宇宙進出を希望する企業をトータルサポートし、企業の宇宙ビジネスを加速させることを目標にして他社と共同で関係会社を設立。
22年4月には、宇宙ビジネスに取り組む企業の「うな重」を人工衛星に乗せて打ち上げ、宇宙を旅した「うな重」としてプレミア感を出すことで、売り上げアップに寄与したようです。
これまで海外企業が中心であった宇宙ビジネスが身近となり、日本企業の参入も増え始めています。
大分の地から日本、世界、そして宇宙へ。
これからの大分県の産業動向に注目です。
ほはば飯塚