業界を良くするために
世の中をよくするために
ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「大阪の食を支える卸売市場 その2」
合併してできた大阪市中央卸売市場。
設置されたきっかけは、1918年の「米騒動」でした。
生鮮食料品の安定供給の必要性が高まるなか、取引の正常や適正な価格形成を目的として、1923年に「中央卸売市場法」が制定。
「安治川」 「木津川」などの水運が利用できる地に公設市場の親市場として誕生しました。
さらに、高度経済成長期には取扱量の増大に対応するため、1958年には「食肉市場」(現・南港市場)、1964年11月には東住吉区今林に「東部市場」を開設。
本場とともに市民の台所として重要な役割を果たしてきました。
大阪中央卸売市場の本場は1989年から建替整備に着手し2002年に全面改修が終了。
市場情報システムが構築されるなど、生鮮食料品流通の基幹をなすシステムとして発展を続けています。
場所はJR大阪環状線「野田駅」から徒歩10分。
敷地面積約20万平方メートル、甲子園球場の約5倍という日本最大級の場内には、年間24万トン以上の鮮魚や野菜、果物、乾物などの食材が日本や世界各地から集まります。
そのような市場を見学できる本場見学会、新型コロナウイルス感染拡大で一時中止されていましたが、6月から再開。
市場見学と料理教室が体験できる市場体験ツアーも定期的に開催されています。
また鮮魚が味わえる飲食店も軒を連ね、食を満喫できるに違いありません。
コロナの収束とともに活気あふれる市場が少しずつ戻ってきています。
ほはば飯塚