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今日のテーマは「コロナ禍で人気再燃のゴルフ」
経済産業省が発表しているゴルフ場入場者数を見ると、2021年1~9月の入場者数合計は734万人。
20年同期は635万人、19年同期は693万人となっており、この1~9月で730万人を超えたのは05年以来16年ぶり。
一方、売上高合計は21年1~9月合計で657億7600万円と、前年同期の550億3400万円は上回りましたが、コロナ前の19年同期の673億5300万円までの回復とはいかないようです。
要因と考えられるのは、新型コロナウイルス感染防止の観点から昼食をカットしたスループレーが推奨され、ゴルフ場で消費されてきた飲食代が減少したこと。
売上高合計のうち、直営の食堂売店の売り上げだけを比較すると、コロナの感染が拡大して以降、利用者数が前年比大幅に増加した21年4~6月を除き各四半期で前年同月比減少となっており、特に21年1~3月および7~9月はそれぞれ利用者数および売上高合計は増加しているものの、食堂・売店の売り上げは前年同期からダウンしています。
昨年秋ごろから新たな変異株の存在が報道されているので、プレースタイルの変化に対応したゴルフ場運営が求められそうです。
より気軽にゴルフを楽しめるゴルフ練習場はさらに好調。
ゴルフ練習場の21年9月の売上高合計は32億2200万円で前年同月比プラス7.7%と、12カ月連続で前年同月を上回っているほか、利用者数も約219万人で前年同月比プラス9.0%と、こちらは15カ月連続で前年同月を上回っています。
若者のゴルフ人気再燃のなか、まずは気軽にゴルフを楽しむことができるゴルフ練習場を利用するケースが増えているようです。
ゴルフ業界全体を見れば、昨年、大手ゴルフ場運営業者である株式会社アコーディア・ゴルフの親会社変更が発表されたことも話題となりました。
日本で唯一米国PGAツアーを受け入れるコースを保有する企業として有名な同社ですが、今後はソフトバンクグル-プの子会社であるフォ-トレス・インベストメント・グループLLCの傘下企業として活動する予定。
コロナをきっかけにしたゴルフ人気再燃。
この人気、しばらく続きそうです。
ほはば飯塚