第六百九十八回 税理士業務を考えるブログ~大分県津久見市の石灰石産業~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「大分県津久見市の石灰石産業」

日本では現在約250の石灰石鉱山が稼働しており、生産量上位の20鉱山で全国の70%程度の石灰石を生産しています。
太古の珊瑚礁や貝類等が何億年もかけて海底に積もり、大きな地殻変動によって隆起した山が石灰石鉱山で、江戸時代に発見され採掘が始まったと伝えられています。

生産量を県別に見ると大分県が最も多く、全国生産量の19%。2位以下は山口県の11%、高知県11%、福岡県10%と西日本に集中。
その中でも日本有数の生産量を誇り、約40億トンの石灰石が埋蔵されている国内屈指の良質な石灰石産地として発展してきたのが、大分県津久見市。

石灰石産地として知名度が高い津久見市内には「1767年に真関玄如が、門前村の朝日寺にて石灰焼の技術を発明した」との記録が残っているほど。
そして大正5年の日豊本線臼杵―佐伯間の開通を機に、飛躍的に生産が増加。

またリアス式海岸の特徴的な地形から海岸部が急激に深くなるため、大型船舶 (6万トンクラス) の入港が可能なこともメリットとなって、日本を代表する一大石灰石産業がこの地で発展。

積み込まれた石灰石やセメントは、日本国内だけではなく海外にも運ばれており、世界中の建築需要に充てられています。

津久見市内には「セメント町」という町名があるほど、石灰石産業は市民の暮らしに深く関わっており、大分県南部の基幹産業の一つとして今日に至っています。
津久見地区では鉱山会社4社で年間2400万トンの石灰石を採掘しており、セメント主原料向け石灰石のほか、鉄鋼用、化学用など様々な用途に向けた石灰石を出鉱しています。

まだまだ需要が衰えない石灰石産業。
環境分野などその用途・役割を広げながらまだまだ発展していきそうです。

ほはば飯塚