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ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「居住地膨張」
人口減少が続く中、コンパクトシティーづくりが進んでいません。
2015年までの10年間で、大阪府の面積くらいの居住地区が逆に増えているそうです。
郊外の宅地開発が止まらず、都心部では空き家増加などで人口密度が薄まるという状況が進んでいるということです。
居住地が広がるということは、行政コストが膨らむということになります。
人口減少だけでなく高齢化も重なり、将来の税収が減ることが予想されているので、多くの自治体が中心地に都市機能や住宅を集約するコンパクトシティ構想を掲げているにもかかわらず、居住地区が増えているわけです。
増えている地域の一つに、茨城県つくば市があります。
つくばエクスプレスという鉄道が開通してから住民が急増。
2006年から2019年までに約4万人増えて、つくば市の人口の約15%を占めるまでになりました。
住民の流出を防ぐために、土地代の安い地域の民間開発を後押ししているという側面もあり、それが居住地拡大を助長しています。
つくば市だけでなく、全国でも満遍なく広がっている現象になっていて、広島市や大阪府茨木市などでも規模が大きな開発が進んでいます。
人口減なのに広がる居住地。
過疎化や高齢化とも矛盾するように感じますが、政策的に対応する必要がありそうです。
ほはば飯塚