第四百十六回 税理士業務を考えるブログ~浜銀千葉銀の提携~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「浜銀千葉銀の提携」

 

横浜銀行と千葉銀行。
どちらも関東の地銀の雄です。

 

その二行が業務提携を結びました。

 

ただ、経営統合や資本提携には踏み込まない、業務提携。

金融庁へのパフォーマンスではないか、との見方もありますが、日銀の試算では約6割の地銀が2028年度に

最終赤字になるほど地銀の経営環境は厳しい状況。

 

その中でのこの二行の提携は、他行が力尽きるまでの時間稼ぎにもなると警戒する向きもあります。

 

千葉銀は2006年に信託業務へ参入、相続関連業務で豊富なノウハウを積み上げ、相続関連の収益を3年で3倍

近く伸ばしています。

浜銀は顧客のライフステージに合わせて、資産形成をきめ細かく提案するのが強みで、6月には格付投資情

報センターからAプラスの格付けを受けています。

 

もともと、収益力が上位行と下位行の差が大きい点もあります。
浜銀など上位行と下位行の差で見ると、純資産の差は6~7倍に対してコア業務純益の差は10倍近くになります。

 

下位行はどうしても店舗やシステム関連などの経費でスケールメリットを発揮にしにくく経費率が高くなりがち。

 

その中で長引く低金利や金融とITが融合するフィンテックの普及に加えて、本格的な人口減少社会に入った

中でどう生き残るのか。

 

この二行の業務提携が広げた波紋、関東地銀に次の一手を起こさせる起点になりそうです。

 

ほはば飯塚