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ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「ダイハツタント」
軽自動車のタント。
新型タントは、操縦の安定性や使い勝手が格段に上がったそうです。
衝突回避を支援するブレーキ機能などに加えて、進入禁止の標識をカメラが検知する警告表示や、車線内に車をもどすようにステアリングの操作を助ける機能も追加されました。
このタント。
子育て世帯やシニアなど幅広い顧客層がターゲットですが、面白いのは中でも健常な状態と要介護状態の間にいるシニア層に力を入れたこと。
従来モデルでは、健常者向けには標準車、要介護のシニアには昇降シートなどを備えた福祉車両を販売していました。
ただ、それでは、足腰が少し動かしずらい程度の不安を覚えるシニアにとっては、福祉車両がオーバースペックになっていて、そこまではいらないということで選択されない状態でした。
このような健常と要介護の隙間にいるユーザーに向けて、タントは新たなオプションを加えました。
例えば、助手席のシートがドアのほうへ30度回転するようにして、助手席の前側に小さな手すりを取り付けることで乗り降りしやすくしました。
また、操作ミスがないよう直感的に使えるようにスイッチやメーターも工夫。
軽自動車は身近な足として、新車市場でも4割を占めるまでになっており、競争が激しくなっています。
燃費や安全性能だけでは差別化がしにくくなっているので、高齢者を意識した乗りやすさや使いやすさが新たな付加価値になりそうです。
他の分野でも、同じようなことが起こりそうです。
ほはば飯塚