業界を良くするために
世の中をよくするために
ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「JX通信社」
記者ゼロの通信社。
ちょっとした革命です。
社員の7割がエンジニア。
何をしているかというと、報道の機械化。
事件や事故、自然災害を報じようとしたら、警察や消防に数時間に一回電話したり、夜回りや朝回りなど人海戦術にかなりのコストを割かないといけませんでした。
ただ、今ではツイッター上などで一般の人の目撃情報が上がってきます。
これをAIで自動的に収集できれば、取材や分析など、人間にしかできない作業に時間を割くことができるようになります。
そこで、人間がやるべき仕事にフォーカスできるよう、SNSに流れる事件、事故などの投稿を自動で収集、判別して報道機関向けに配信するサービスを2016年に立ち上げました。
立ち上げ当初は、焼肉で火が上がっている写真を「火事だ」と判定してしまったりなど精度に課題もありましたが、機械学習を重ねることによって課題を克服しつつあります。
最終的には報道機関の記者が裏を取る取材をする仕組みなので、デマ情報が消費者に届く心配はありません。
時代の変化に対応するべく「仮想通信社」を目指すビジネスモデル。
記事作成のプロセスに変革を起こす、興味深い事例です。
ほはば飯塚