業界を良くするために
世の中をよくするために
ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「自動運転開発の方向性 その3」
自動運転車の開発には、もちろん既存の自動車メーカーも取り組んでいます。
そしてGoogleやサムスンなどの新規参入組。
それぞれが狙っている市場と、今後生まれるであろう生活スタイルやサービス展開に
違いがあります。
既存の自動車メーカーは、アメリカのフォードが始めた車の大量生産方式から
100年変わらない車のビジネスモデルを持っています。
そのため、これまでの車に自動運転技術を少しずつ、できたところから搭載して、
車に付加価値をつけようとしています。
一方の新規参入組。
車は「購入するもの」から「利用するもの」に変わるという考え方から入っていて、
今ある車をもっと有効に使う方法はないか、という問題意識があります。
現在の個人所有者の稼働率は5%とも言われていて、ここは解決すべき問題点になっています。
すでにUberやAirbnbなどが、車などの資産を共有するビジネスモデルを開発して、
稼働率を上げるアプローチに成功している、いわゆるシェアリングエコノミーという
方向があります。
自動運転車とシェアリングエコノミーが交わる部分が新規参入組の狙うところで、
ラストワンマイルと呼ばれる生活道路での利用です。
それは自動運転車をシェアするという考え方で、シェアリングサービス提供者が
自動運転車を提供するイメージになります。
いろいろな思惑や既存の枠組みとの競合があると思いますが、
それもこの5年以内かもう少し早い時期に訪れるようなスケジュール感で
各社動いています。
次回は最後に、規制側の動きに触れたいと思います。
ほはば飯塚