毎年恒例ですが、土方資料館の今年一年を振り返ってみようと思います。
1月「BRUTUS」にて和泉守兼定紹介
「土方歳三と井上源三郎」講演(井上源三郎資料館)
井上源三郎資料館リニューアルオープンの記念講演をさせていただき、緊張しましたがとても光栄でした。普段あまり語られない、井上松五郎と歳三ら上洛組との関係なども取り上げました。
新型コロナ感染拡大防止のため3〜6月は休館
7月 和泉守兼定刀身公開(2日間・予約制)
感染対策のため、少人数の完全予約制で行いました。
資料館再開時には、当時はなかなか手に入らなかった消毒液を差し入れしてくれたり、励ましのお手紙くださったり、応援してくださる皆さんのお気持ちに涙が出たのを覚えています。
8月 「和泉守兼定と土方歳三」講座(朝日カルチャー名古屋)
オンライン茶話会(たびよみ購読者限定)
オンライン講座新選組さんぽ石田編(よみカル柏)
10月 オンライン講座新選組さんぽ宇都宮編(よみカル柏)
あの人に会いたい講座①外山登先生(よみカル柏)
アーカイブズカレッジ受講(国文学研究資料館)
11月 「京都ぶらり歴史探訪」にて土方資料館紹介
和泉守兼定刀身公開(5日間・予約制)
あの人に会いたい講座②山村竜也先生(よみカル柏)
そのほか 月刊読売旅行「歳三子孫の幕末めぐり愛」連載中
新型コロナ感染拡大防止のため3〜6月は休館となり、3月の新選組隊士幹部子孫とゆく京都ツアーや4月の日本刀講座、石田散薬製造体験など延期になった催しも多く、残念なこともあった一年でした。
しかしながらこんな時だからと、できることを探してチャレンジした年でもありました。
感染対策のため予約制で刀身公開を行ったり、遠方でご来館の難しい方のためオンライン講座を始めたり。
また長年受講したかった国文学研究資料館のアーカイブズカレッジを受講することができたり、色々な展示や講演会に積極的に参加することもでき、学びの面ではとても刺激を受けた年でもありました。
休館中・再開時にもスタッフさんたちや周囲の方々が応援してくださって心強かったです。
困難があった時だからこそ、改めて周囲の人への感謝を感じた一年でした。
そして迎えた年越し。
なかなかウイルスの猛威は鎮まらず…
2021年は、どんな年になるのかわかりませんが、一歩一歩前向きに、できることを探して誠実に運営していきたいと思います。
ささやかで小さな資料館のため至らない点ばかりですが、「新選組が好き、土方歳三のことを知りたい」という方々にとって、歳三の人となりに触れることのできる場所でありたいと思います。
どうぞ来年もよろしくお願い申し上げます
良いお年をお迎えください