かねてよりお知らせの通り、「土方歳三佩刀・和泉守兼定刀身 秋の特別公開」
を10月8・9・10・15・16日の5日間11〜16時の間行います。
土方歳三資料館が平成6年に開館以来、
毎年5月11日の歳三さん命日の前後のみ(最初は命日当日のみでした)
公開していた和泉守兼定刀身ですが、近年
「もっとゆっくり向き合いたい。」
といったご希望をお伺いすることが多くなりました。
この度は、そういった皆様の想いにお応えしたいという気持ちとともに、
私が先祖代々よりこの兼定を引き継いだということは、
「自分がどう生きたかを多くの志ある人に知って欲しい」
と、歳三さんに託されたような気がして…。
私なりに出来ることを、と命日以外の時期の公開を思い立ちました。
有りがたいことに、代々お世話になっている苅田刀剣店様にご協力を頂き、
毎回大好評をいただいております刀剣講座の開催も出来ることになりました。
日本刀の神髄に触れるとともに、幕末に関わる秘蔵の史料に触れることの出来るこの講座が、毎回幕末好きや刀剣愛好家(入門者でも)には常識を覆すような贅沢な内容で、反響をいただいております^^
今回も8月にご案内し、沢山のかたにお申し込み頂き、応募は締切となりました。
9日、14日ご参加の皆様、当日は充実した時を過ごしましょう。
今回の刀身公開展示5日間。
告知は本当に当資料館の公式HP,ツイッター、そしてこの公式アメブロの日記のみ。
(歳三さんを慕って下さる方へのヒミツの開館です)
ご来館者はきっと春より随分少ないのではないかと思います。
(特にこの8・9・10日の出だしの三連休は、通常の開館日の第1・3日曜日ではありませんから)
でも、その分、ゆーっくり歳三さんの魂ともいえる兼定刀身と拵え、鎖帷子、鉢金、木刀などの武具や、豊玉発句集、直筆の書状、生家の頃の愛用品などの遺品を眺めて時を過ごして頂ければうれしく存じます
亡き曾祖父母、祖父母、父母…。皆、先祖の評価が悪いときも良いときも、
「土方歳三という人物の人となりを遺していこう」という気持ちで数々の史料を伝えてまいりました。
だからこそ、私に出来ることは私の出来るうちに…と思います
ゆっくり眺めていると、
シミや風合いの独特な誠の袖章が語る歴史、
兼定拵えの鞘に遺る実戦での跡と推察される傷や
柄糸の摩耗の具合から感じられる当時の歳三自身の息遣い…
など、色々な視点で当時を感じて頂けると存じます。
ご興味のある方がいらっしゃれば、
皆様よりお声をかけて頂ければうれしいです
先週までコツコツ、そして今週はずっと兼定刀身公開の為に準備をしています。
一日一日の開館日を大切にして、
歳三さんと新選組隊好きなスタッフとともにお迎え致します
土方歳三の生家にて、ご来館を心よりお待ちしております
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