4月18日(土)は、小島資料館の小島政孝館長よりお誘い頂き、
「小島家古文書の中の新選組記事」
講演会を拝聴して参りました。
この度、公益財団法人図書館振興財団助成事業として、
小島資料館の新選組史料と「梧山堂雑書(ござんどうざっしょ)」の文久三年分のデジタル公開が行われたのを記念しての講演会です。
講演は3部構成で、31人会副会長の清水隆先生、小島日記研究会会長の重政文三郎先生、小島資料館館長の小島政孝先生、と豪華そのもの
内容もどれも素晴らしく興味深いもので、あっという間の4時間でした。
途中に、歴史資料検索システムADEAC(あであっく)のデモンストレーションが行われ、
会場からは「うわー、すごい。」と何度も歓声が上がっていました。
とにかく、実際に試してみて下さい
歳三さんの「報国の こころ… 婦人かな」の手紙も、
近藤勇さん、沖田総司さんの手紙も併せてデジタル公開されていて、
釈文とともに、拡大したり、全体を見たり、PCで自由自在に見ることが出来ます。
私設の資料館で、史料がデジタル公開されるというのは、
画期的なことだと思います。
私自身、函館中央図書館や早稲田大学のデジタル公開システムには、
「本当に便利だし、素晴らしい」
と惚れ込んでいて、
古文書解読の際などの調べ物では本当に重宝していました。
デジタルだと、いちいち史料に触れなくてもいいから原本も傷まないし、
PCで拡大したりすると読める字もあったりで、とても有益です。
実は、土方家の史料も全てデジタル化して整理解読できたら、と
一昨年の冬、図録を制作する際に、
大きな大きなスキャナーを一ヶ月ほど借りて、
夜な夜な資料館の史料をスキャンしてデジタルデータに収めたことがありました。
大体B4位のサイズをスキャンするのに、3~4分。
横にずっと張り付いて、冊子一冊スキャンするのに、一日かかることもありました。
本当は未だ読んでいない古文書など全てスキャンしたいと思っていましたが、
いくら時間があっても足りず…泣く泣く
これぞという一部の史料をデジタルデータに収めたのみでした。
そんな経験があるので、尚更デジタルデータに収めて、釈文を作成し公開するまで、
どれだけの労力が必要か想像できます。
ですから、なおさら
「今回のデジタル公開事業は素晴らしい、本当に意義深い」
と思います。
そして、公開された「梧山堂雑書(ござんどうざっしょ)」の内容が、
また実におもしろい
(こちらは翻刻本。小島資料館にて頒布しています)
小島鹿之助さんのお父様・角左衛門さんの日記なのですが、息子さんの「小島日記」より詳しかったりして…。
文久3年といえば浪士組上洛ですよね
新選組、近藤さんや歳三さんも出てきますよ…
歳三さんの甥の錠之助や、作助(私の玄祖父です)、兄の良順なども登場。
私のふせん、こんなに付いています^^
とにかく小島資料館のHPへGo!ですよ~。
(トップページの下のニュース欄から史料公開のページに行くことが出来ます。)
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