オペラって、やっぱりいい。 | さらさらと

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土曜日、無事に、うん、多分無事にコンサートが終了しました。

 

途中、崩壊しそうな箇所が最低2か所はあったと思う。

でも、フィナーレが終わった途端のブラボーの嵐、

そしてスタンディングオベーション、

きっと良かったんだと思うニヤリ

 

Festetics Palotaの鏡の間でのコンサート。

オペラって、やっぱりいいな。

総合芸術だっていうの、ほんとだな~って思いました。

 

金曜日夜の通し稽古、

ぶっちゃけ、

レチタティーヴォ箇所がほんとできなくて、

次の日の本番が危ぶまれたよね。

バリトン歌手のドタキャンもあったし。

代役のバリトン歌手、ちょーーーー遅刻してきたし。

練習できないし。

 

18時から英雄広場開始のデモンストレーションがあり、

交通機関がどう動くのか分からず。

早めに出たものの、Deák広場からM1に乗れず(乗り場が人であふれかえって身動き取れず)、

M2でBlahaまで出て、

そこからトラムでプローバ会場近くまでなんとか行き、

下車後は徒歩。

 

楽器を用意する時間くらいは残っていました。

 

18時から始まったプローバ、

ただ1回通すだけのはずが、

やっぱり途中やり直しを余儀なくされ、

結局終わったのは20時15分。

実はリスト音楽院でカルミナブラーナの本番があった指揮者、

プローバが終わった途端に走り去って行きました。

本番開始時間が迫っているのを知っていたので、

弦セクションのあまりにも緊張感の無いプローバ中の態度に、

私が胃が痛くなったわ。

 

プローバ後帰ろうと思ったら、

18時に始まったデモンストレーションがまだまだ続いており、

真っすぐ歩けない、

なかなかメトロまでたどり着けない。

もー早く帰らせて!

 

ぶっちゃけ。

デモンストレーションに参加している人たちのほぼ全部が酒片手にわめいている若者でした。

また、左翼によってばらまかれたお駄賃片手に、あのデモに参加したのでしょうね。

「さっきピザ食べたけど、まだお腹すいてる~、ここでまた何か食べてこうよ~」

とか、

「まだ歩くの?もう帰る?」

など、

そんな会話ばかりでしたよ。

 

デモが行われたもともとのスキャンダルの原因は分かります。

でも、こういう人たちによって街中がカオスになるのは、ほんと迷惑。

 

コンサート当日の土曜日。

 

朝からお昼過ぎまで学校の方でお仕事。

すでにその時点でへろへろあせる

 

サッカーコート近辺で次男ピックアップ、

サッカーコートで長男ピックアップ、

お昼ごはん作って食べて、

Festetics Palotaへ出発!

 

と思ったら、雨降ってきた~あせる

 

ここらへんで私の神経限界を超え、

ぶっつりキレました爆笑

 

気を取り直して。

 

Festetics Palotaの鏡の間についてみたらば、

美しさに目も心も奪われ、

ぶっつりキレた私の心、

冷静を取り戻しました爆笑

 

本番直前のゲネプロ、

レチタティーヴォ箇所を重点的に、

アリア部分は出だしだけ、

何とか乗り切れることを祈りつつの本番を迎え。

 

テノールとバリトンがほとんどプローバに来なかった、

そのため、通し稽古で初めて楽譜を見る箇所があるって、

ある意味すげぇ。。。

 

ソプラノ二人は、ほぼいつもプローバにいたので、

目をギンギンにして楽譜をにらみつつ、休止箇所を数えなくとも、

メロディーを覚えることができたのでなんとかなったものの。

 

テノールとバリトンの特にレチタティーヴォ箇所は、

神経切れそうになるくらい集中して数えましたよ。

 

いつもは頼りになるファーストオーボエのイダも、

今回ばかりは、

レチタティーヴォにやられ、

何度も間違ってたな。。。

 

前半の冒頭あたり、彼女につられ、1か所入り損ねてからは、

自分のことに集中、

最期までなんとか周りに惑わされずに乗り切りました。

 

次は4月28日、

ドヴォルジャークのStabatMater。

 

これまた夢の一つだったコール・アングレを吹けます。

 

プローバが始まるの楽しみ。

 

まずは、この週末ちょっとオーバーワークだったので、

疲れを早く取らないとね。