私 存在してるの? |  虐待後遺症を生きる

 虐待後遺症を生きる

   
   母親からの虐待を生き抜いた娘
   虐待後遺症をどう生きていくのか
   娘とオヤジのリアル奮闘記です。

 

私 存在してるの?

 

離  人

 

 

自分の存在を感じられない。

 

目の前で見てること

聞こえている事

 

全部、他人事だ・・・

 

自分が自分であることに

確証が持てない。

 

私は誰なの?

ちゃんと息してるの?

 

 

 

 

娘が、ふわふわした歩き方をするのも

よく階段から落ちるのも

 

意識と体の一体感がないから。

人の形はしているけれど

そこに存在の確かさが薄い。

 

よく言われます

 

「儚い」と・・・

 

 

 

先日、人格が一人増えた。

 

「イル」という男の子

ウルのお兄ちゃんらしい。

 

ウルが作り出した人格だという。

 

ウルは幼少期からのすべての

記憶を持つ人格

 

人格たちの中では

 

「核」

 

と呼ばれているらしい。

 

過去のトラウマすべてを背負い込み

人格たちが束になって抑えようとも

そのエネルギーはあまりにも膨大で・・

 

怒りも

悲しさも

寂しさも

 

すべて背負ってる人格らしい。

 

ここが崩壊すると

娘自体が、メルトダウンしてしまうんだと。

 

だからこそ人格たち全員で

 

この「核」を守るんだと。

主人格が崩壊しないように

 

主人格の崩壊を防ぐために

連帯責任として「核」を守ると。

 

リーダーは言ってるらしい。

 

「イル」は「核」の支えだと。

お兄ちゃんなんだと

 

 

娘は体外受精で僕の元に来た子です。

 

本当は双子のはずだった。

妊娠途中で一つの拍動が消えた・・

 

本来なら双子で、何をするにも

一緒にいられるはずだった

 

「お兄ちゃん」

 

 

娘が生まれる前の記憶にさえ

人格たちは反応するんだね。