「 こぼしちゃってごめんなさい 」 |  虐待後遺症を生きる

 虐待後遺症を生きる

   
   母親からの虐待を生き抜いた娘
   虐待後遺症をどう生きていくのか
   娘とオヤジのリアル奮闘記です。

 

こぼしちゃってごめんなさい

あなたがいっぱい与えてくれたものを

 

    

 

 

どんなにいっぱいの愛情を注がれても満たされてくれない。

どれほど愛されているのかはわかるのに・・

 

いっぱい貰った愛情も

楽しかった記憶も

嬉しかったあの言葉も

 

あっという間に零れ落ちてしまう。

 

寂寥感が私の幸せを喰い尽くす

 

ただただ空虚に満たされる

 

 

 

1日40人×365日

年間およそ15000人

 

1か月にたった一人だけ選ばれる

女優のオーディション。

 

「名古屋から通えますか?」

 

・・・・普通に受かった・・・・

 

 

 

それでも満たされなかった。

 

 

 

自己肯定感と言う

世間から自分を守るシールド

 

幼少期から

 

自分の個性を

自分の存在を

自分が自分であることを

 

否定され続けた。

 

どんなに認められても

どんなに愛されていても

どんなに守られていても

 

寂しい・・・

 

一時的な幸せはその場かぎり。

 

ザルに水を満たすがごとく

娘の足搔きは続いている。

 

 

育たなかったシールド

 

 

一昨日

太ももに数十本の赤い線が刻まれた。