腐れガキ |  虐待後遺症を生きる

 虐待後遺症を生きる

   
   母親からの虐待を生き抜いた娘
   虐待後遺症をどう生きていくのか
   娘とオヤジのリアル奮闘記です。

昨日の夜、ブログを書けなかった訳

 

娘がtwitterで知り合ったEが

夜行バスで7時間かけてやってきた。

 

娘の心が辛い時

 

通話やLineで慰めてくれる(と思ってた)17歳男子

 

以前、

Eは娘にお付き合いを迫り

応えられない娘にひどい言葉を浴びせたことがある。

 

ショックを受けた娘は人格交代が連続して起き

部屋で卒倒、3時間も意識が戻らなかった。

 

その時僕がtweetした内容がこれ(長文です)

 

娘はずっと昔から自分の事よりも相手を思いやる気持ちを優先にして生きてきました。

リアルで他人の無責任な言動に疲れ果てnetの世界に引きこもるようになりました。

やっと居場所を見つけたtwitterの中にあってもこれまで何度も叩かれて、悲しい思いをしてきました。

 

そんな中、貴方は娘を励ましてくれた数少ない友人であり、アルバイトまでして実際に会いにも来てくれました。架空の存在からリアルの存在になったわけだよね。

 

それゆえ貴方のツイートに対する娘の反応は大きく、主人格の娘を守るために守護人格の人格交代が連続して起き、娘は意識を失いました。実際、救急車を呼ぼうか迷うほどの昏睡状態に陥りました。

 

このことが電車のホームやエスカレーターなどリアルの状況で起こったら娘の命はおそらく失われていたと思います。ツイートの一言が人の命すら奪う事、現実としてありえることです。

 

僕は娘の幸せを懸命に願うこの世で唯一の親権者であり保護者です。娘の幸せの為、何を犠牲にしてでも障害になるものを取り除く覚悟です。しかしながら取り除くべきと思われる対象が娘の優しい気持ちに守られている現実があるなら娘の決断を待とうと思います。

 

娘を大切に思ってくれていることは知っています。でもその気持ちが娘の命を脅かす現実に繋がる事だけはなんとしても避けたい。同時に貴方自身も娘の大切な友人として自分を大切にしてもらいたい。娘や友人がこれ以上悲しまなくてもいいように・・・

 

自己犠牲を承知の上で大切な人を支え、守り、想い続けるという事はとても辛いことです。それでも娘はそうやって、自分に傷つきながら、自分を傷つけながら、自問自答を繰り返し懸命に生きてきました。

 

その結果、解離性同一性障害という重い病症を抱えながらも他人の心に寄り添える豊かな感性と優しさを身につけました。

 

相反する気持ちを持ったまま現実を生きる事はとても厳しい。しかし満たされない心の葛藤は、同じような境遇に苦しむ人たちに寄り添える強さと、深淵な心の闇に共感できる心を育むはずです。

 

その心こそが他人が自分を受け入れてくれる唯一の鍵となります。 今の娘のように・・・

 

時間もかかるしとても歯がゆく思えます。苦しいです。でも必ずその時は来る。

 

個人という点と点が繋がり線となり、線と線が繋がり面となり、面と面が繋がり立体となってその人の人格は形成されていきます。個人という点を大切にしないと決して立体にはならない。Twitterの繋がりも例外ではない。

 

娘はその個人という点をひたすら大切にしてきました。貴方は娘の人格を構成する上で極めて重要な点(個人)であることを改めて認識して貰いたい。その上で娘の判断を待ちたいと思います。

 

 

Eに向けてtweetした。

 

それから1年

自分のしたことを悔いた上で

最近、また娘と話すようになった

 

こちらで泊まる予定してたところが

急遽ダメになり「娘を支えてくれてる人だから」と

仕方なくうちに泊めることになり・・・・

 

実際に会ってみると・・・・

 

まともな挨拶はしない。(できない)

焼肉屋で僕に焼かせて自分は食うばかり。

公共の場所で平然とタバコを吸う。

娘を僕の前で呼び捨てにする。

支払いの際「ご馳走様でした」とも言わない。

部屋に入っていきなりゲーム始める。

とにかく体臭が臭い。

 

道徳的にも生理的にも

我慢しきれない輩だった。

 

こんな人間いるのかと

親の顔が見てみたいわ(見たくもないわ)

信じられんような腐れガキだった。

 

一晩中娘と話していたようだが

朝方になって

 

「俺、今から寝るんで、コンビニで酒買って飲んだんっすけど

全然酔えなくて。あっ!それと、今日も泊まらせて貰うんで。」

 

そう言って僕のベッドに横になった。

 

泊まらせてもらうだと?

何様のつもり??

 

常識のなさと自分本位の強引さ

 

もう、とてもじゃないが受け入れられない。

部屋中にばい菌を巻き散らかされたような気持ち・・・

 

それでも僕は仕事に行かないとだし・・・

 

仕事しながらも暗澹たる気持ち

こんな輩でも娘は受け入れてるのか・・・

腐れガキよりも娘の感覚がにわかに信じられなくなる。

 

コロナで散々振り回されて

ヘトヘトになってうちに帰ったら

 

「自分、これで、失礼するんで・・・・」

 

そう言って昨日飲んだビールの空き缶とゴミを

レジ袋に詰めて僕に渡した。

 

うざすぎて返事もできんかった。

 

 

今日も泊まっていくと言っていたが

娘が拒否したらしい。

 

最後の最後まで

「ありがとうございました」とは言わずうちから出て行った。

 

Eが出て言った瞬間

部屋の空気が軽くなった気がした。

 

渡された空き缶とゴミを仕分けしたら

血のついたテッシュと絆創膏のフィルムが出てきた。

Eがまとめたんだから知ってたはず。何も言わなかった。

 

娘を呼んだら

首と腕に絆創膏が・・・・

また切ってしまった。

 

「気がふれて、

思わず目の前にあったカミソリでやっちゃった。」

そう言って抱きついてきた・・・・

 

娘は以前こう言った

「私はパパを好きになろうと努力してくれる人を好きになる。」

 

少なくとも娘の親を前にして

身勝手放題できる輩は異常だ。

 

まわりに合わせる努力もしない。

相手の気持ちも考えない。

自分のしたいようにやる態度に

僕がどう思ってるかわかる娘にとって

あまりにも苦しかったんだろう。

 

受け入れがたいものが

自分の近くを占領したことで

どうしようもなく苦しくなって

 

かと言って

わざわざ自分を慕って来たものを

蔑ろにもできなくて・・・

 

混乱した娘は

やり場のない苦しさを自分に向けた。

 

それでも

「今日は帰って・・・」と言って・・・

 

「twitterのノリ、そのままでいるなんて・・・

もう少し普通の人間だと思ってた・・・・」

 

苦しかったな

また、裏切られて・・・

 

そもそも、

彼氏でもない輩をうちに入れたこと

その判断が間違いだった。

 

世の中的に当然のことだけど。

 

それでもうちは

いろんな人に助けられて

いろんな人に支えられて

今までやってこられた。

 

だからこそ信じようと思った。

 

僕と娘の優しい勘違いが招いた泥沼

何度も何度も信じては裏切られ・・・

 

娘のことを助けてくれる奴だと

娘の心に寄り添ってくれる奴だと

 

信じる気持ちに乗っかってやりたい放題

 

何も変わっていなかった。

言葉だけ、口先だけ、自分だけ、

 

わかったような事を言っても

態度に出るんだわ。人間性が!

 

もう二度とうちに入れない。

二度と信じない。

 

信じた自分が悔しい。

 

夜中Eのtwitter

 

「漫喫、未成年11時まで。年令確認された。」

「ホテル取らないと。年令確認されたら野宿」

 

散々大人をなめくさってるくせに

世の中のシステムに怯えるなんて片腹痛い。

 

あんまり頭きたんで

 

こう呟いたら慌てて

 

 

 

言われるまでわからん奴は

うちの知り合いには必要無し。

ましてや娘の友人などと、

口が裂けても言わんでくれ。

 

 

娘の部屋

Eが座ったところをアルコール除菌

取っ手も、ソファーも、テーブルも

 

Eが寝た僕のベッドもアルコール除菌

シーツを剥がし掛け布団のシーツも洗濯

 

マットも掛け布団も干したいがあいにくの雨

 

本当に嫌な気分しか残っていない。

 

唯一嬉しかったのが

娘が普通の感覚を持っていてくれたこと。

 

母親に虐待されて

身も心もボロボロだけど

それでも娘の心は正常なのだ。

 

それゆえ苦しい。

 

 

今日は部屋を掃除しよう。

ファブリーズ買ってこよう。

ドライフラワーを掛ける棚を作ろう。

一緒にご飯食べよう。