パンチのおっさんが出て来たあ!、、ってとこまででしたね。
ひょっとすると、その道の人かな((>д<))、、、って思いましたけど、私個人が悪いんじゃないし、殺される様な事はないだろう、役目に徹しようと、わりと度胸は据わっていました。問題は、どうすれば納得してくれるかです。
私はお土産を持ってお伺いし、空港責任者と共に、正座して頭を下げました。
まず、今回の迷惑に対するお詫び、何故この様な事が起こったのかの説明をし、後、どの様にすればお客様が許して下さるのか、、、ですが、中々最後の所まで来るのに時間がかかります。同じ様な事を何度も何度もお話しする事になります。
当事者の若夫婦と、親夫婦合計4人(一人パンチパーマ) vs こちら二人。二人と言っても、ほぼ、私だけがしゃべりましたけど。
いくら説明しても、納得出来ない様で、パンチのおっさんと新婦の二人からは元気のいい言葉が発せられました。新婦はほぼ、最初っから泣きっぱなしです。。。でも、時間が経つにつれ、かれこれ2時間程でしょうか、パンチのおっさんの様子が変わってきまして、「まあ、支店から責任者の人も来て、こうして長い時間、謝ってくれてるんだから、、、」とおっしゃいまして、それに新郎も同調。 どうも、パンチのおっさんは、その道の人ではなくて、ああいう格好が好きなだけで、実は人情味のあるオヤジだった様です。た だ し、、、新婦は「絶対に許しません!」と言ってまた泣き出します。。
私の膝も限界に達しているし、はからいを見て、どの様なお詫びをして結論に持っていこうかを考えまして、頭の中で用意していた、「東南アジアへのパックを格安でお世話します」という内容が、雰囲気で変わりまして、「じゃあ、お嫁さん、私が、もう一度、新婚旅行をプレゼントしますので、それで許して頂けませんでしょうか」と、言っちゃったのです。もう事後処理するしかない、、、と。女性の涙にはどうしようもありませんでした。
それでも新婦さんは泣き続けていまして、但し今度は男二人が「もういいから」とこちらに言ってくれましたので、具体内容は後でファックスしますって事で、その場を許してもらうことになりました、、、約2時間半だったでしょうか。
立とうと思いましたが、膝が言う事を聞かなくて、立てません、、、無理して立つと、ドリフターズのギャグみたいに転げるのは間違いありませんで、、、ゆっくりと、ゆっくりと、じわ~っと立ちまして、それがまた二階であった為、一階に下りる階段がまた、大変でした。手すりに捕まって、お尻で床面を確認しながら、ジジイみたいにして、なんとか降りて、失礼しました。
後の事は、この最終的にはあの場で私を助けてくれた、パンチパーマのおっさんと何度か電話で話しました。
何度も「タダだろうね。一切金は払わんからな」と念を押されました。でも、恐らくそれで、パンチのおっさんが新婦を説得してくれるのでしょうから、「かかるタックスだけはお願いします」と伝えて納める事が出来ました。
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後日談がありまして、その東南アジア旅行を終えて二人が帰国する日、経由地B地点の天候が悪く、なんと、A地点への接続便に乗れない事態が起こってしましました、、、なんてついてないんだろう、、、でも、こんな事って、わりかしあるんですね、、、あの人の時だけ、なんでこんなにトラブルんだろうって事が、、あるんです。
このケースは、別の日本の空港を経由して、その日の夕刻にA地点に到着されました。途中経過を随時、パンチパーマに連絡していて、思っていたほど、というか、クレイムには全然なりませんでした。むしろ、夕刻、空港で迎えてくれて、ありがとうとおっしゃって頂きました。その後、そのパンチのおっさんとは親しくなりまして、何度か旅の相談にのったりしました。
まあ、こんな話しですが、、、15年ほど前の事です。
どの職種でも、クレームは必ず起きますけど、対処して、逆にお客様と親しくなれた時は、非情にいい快感を覚えます。興味ある方は、川田茂雄さんの「社長をだせ!」実録クレームとの死闘、、、という本を読まれてみて下さい。私が読んだのは、この様なことのあった後でしたけど、、。
さあ、、ライオンズ!、札幌で三連勝!してくれーッ!星野じゃないけど、西武に戻る時は、借金1だぞおー!