9ヶ月連続の新設住宅着工数の増加、今は住まいの買い時か。

2013年7月5日

巷では住宅着工棟数が９ヶ月連続で伸びていると話題になっています、この調子を維持すると年間で１００万戸を超える可能性もありそうです。

持家の着工棟数については、ここ愛知県でも実は９ヶ月連続で増加しています。東日本大震災の復興需要もありますのでこの結果を持って単純に景気が上向いているのと判断するのは拙速なような気がしますが、建築業界に限っての話にすれば“好調”なのでしょう。

やはり消費税増税の影響での駆け込み重要が最大の理由でしょうが「みんなが買うから自分も買わなくっちゃ。」という一種の強迫観念も好調の遠因であるでしょう。では、このような状態のときに住まいを購入することは“お得”な行為なのでしょうか？

既に早くから住宅取得に動き出していた方で、ライフプランなどの準備ができていた方であれば金利条件などを考慮すると今は良い時期であると言ってよいと思います、ただし工期は希望通りになる可能性はもはや無いでしょう。ではこれから住まい探しを始める方は、完成の近いマンションや建売住宅の購入以外では現況のような恩恵を受けることは難しいのではないかと思います。

ただし、そもそも住まいは様々な優遇や金利などの外的要因で考える物ではありません。時間をかけて考えればそれに応じて良いものを手にすることができるものです。（かけすぎてもダメですが）

今日の昼下がり、会社の給湯室のガラスに映った、腰に手をあてて栄養ドリンクを飲み干す疲れたオッサンの姿を誰かと思って見ると・・・それは眼鏡をはずした自分でした・・・。