今年の10月に“消費者安全調査委員会”という組織が発足しました。設立の目的は「身近な暮らしのなかで生命・身体の安全に関わるような消費者事故について調査を行い、事故の発生・拡大防止のための施策・措置を提言するための機関。」として消費者庁に設けられました。
その消費者安全調査委員会が独自に調査に着手する初のケースとしてエコキュートが出す低周波音で、めまいや不眠などを訴える事例を調査することになったそうです。
以前からエコキュートについては「音」の問題が取りざたされていました、無論メーカー側は「低周波音で健康被害が生じるとの一般的認識は存在しない」という構えなので、直ちに“エコキュートに問題あり”という結論が出るとは限りませんが、もし問題があると認められればこれまでに設置した人も含めて大騒ぎになりそうです。
各地で訴訟が起こされているエコキュートの音問題はさらに広がることでしょう。この問題のたちの悪いのは被害を受けるのが自分だけでなく隣家の方も巻き込んでしまう事です。しかも被害の感じかたに個人差もあるようなので、設置者が意図しないのに隣家に迷惑をかけ、その痛みを共有できないので諍いになる、という構図ができてしまうこともあるようです。
待望の新しい住まいが近所迷惑の根源になってしまうとしたら悲しい事です。もし本当に被害を起こすのであれば早急に対応策を講じていただきたいです、せっかくの新しい技術ですので短絡的に問題があるからやめるのではなく、すでに設置済みの方も含めて解決できる方法をメーカーの方には考えていただくご英断を願いたいと思います。
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