和菓子とハロウィン | 和菓子屋さんへの道

和菓子屋さんへの道

人生100年、50歳を前に早期退職優遇制度で会社を退職。
「美味しい和菓子で周りの人を笑顔にしたい」と和菓子屋さんを目指すアラフィフの日々

今日は製菓学校の体験入学・オープンキャンパスに参加してきました。

和菓子コースの体験者は6名で、私以外は全員高校生、しかも内2名は高校一年生!って友達の子供と同じ歳だ・・・びっくり

なんでも最近は、高校1年生から大学や専門学校のオープンキャンパスへ行き、将来どんな勉強がしたいのか?どんな仕事に就きたいのか?を考えるように指導されているそうです。

私が高校生の時は進学校だったこともありますが、まずは大学や短大に進学して将来のことはそれから考える、というスタンスでしたから、今どきの高校生は大変なんですね。

 

10月31日がハロウィンということで、今日の体験会は『お化け』をかたどった上生菓子作りでした。

練切や小豆餡などの材料はすべて学校が用意してくれていたので、先生のデモンストレーションを見た後、1人4匹のお化けを作りました。

目は黒ゴマで表現、付ける角度でいろいろな表情になりました。

やっぱり和菓子作りは楽しいドキドキドキドキドキドキ

 

上生菓子はお茶会の席での抹茶の引き立て役なので、目のついているものや動物など「それが何であるのか」が分かりやすいものではなく、抽象的なもの、例えば上生菓子の色から季節を想像するみたいなものが好まれるそうです。千利休の『わびさび』の世界観でしょうか・・・

しかし今の子供や若い人にはこの考えが通用しないそうで、ぱっと見て『かわいい!』『インスタ映えする』上生菓子が受け入れられるそうです。

生クリームやバターの苦手なおばあちゃんも上生菓子ならばお孫さんと一緒に楽しめると、和菓子屋さんでハロウィンにはお化けやジャック・オ・ランタン、クリスマスにはもみの木やサンタさんをかたどった上生菓子を購入される方が増えてきていると、製菓学校の先生がお話してくださいました。

 

日本は海外の文化や習慣を上手に日々の生活に取り入れてきました。

和菓子屋さんも海外の文化を上手に取り入れて、いろいろな人たちに喜んでもらえる和菓子を作れる発想が必要なんだ!と、とても勉強になる1日でした。