1980年代のエンリコ・マシアス | ホブのブログ

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ノンジャンルで、好きな音楽のことを気ままに書き綴ります。
インストゥルメンタルやヨーロッパのポピュラー音楽が中心になりそう。

私のライフ・ワークである「LPのCD化」。本日は、エンリコ・マシアスの2枚のLPをmacに取り込みました。

二日前に宣言したイヴ・シモンとジュリー・ピエトリは後回しにします(計画性がない...)。

 

マシアスというと、1960年代に「恋ごごろ」や「わかっているよ」等が日本でも大ヒットしましたが、私はむしろ、愛や平和に対するメッセージ性が強くなった80年代のマシアスの方が好きです。

 

ということで、本日はフランスでのリリースがともに1980年代の2枚のアルバムから4曲紹介します。

2枚はいずれも日本でも発売されています。

 

◆アルバム「愛の秘密(スクレ)」

フランスで1981年にリリースされた"Un Berger Vient De Tomber"の曲順を変えたものです。


 

1  "Un Berger Vient De Tomber"(涙のベルジェ) 

マシアスの友人でもあったエジプトのサダト大統領暗殺の報を聞き、怒りに震えて作曲しました。

私は90年と91年の日本公演でこの歌を聞きましたが、印象に残っています。

こちらは1995年のオランピアでのライヴ映像です。

 

2  Tous Les Soleils De L' Amitié(友情は太陽のよう)

NHK-FM「世界のメロディ〜ヨーロッパの旅」の最終回最後の曲で(1985年3月31日)、「番組の趣旨に則した曲です」という永田文夫さんの曲紹介が脳裏に蘇る、とても思い出深い曲です。

1991年に発売されたマシアスのベスト盤(CD)では、「友情は太陽」という邦題に変更されています。

 

◆アルバム「パリ・エレガンス」

フランスで1983年にリリースされた"Enrico Macias"の曲順を変えたものです。

 

3  Un Homme Comme Toi(君と同じ)

「肌の色が違っても、訛りがあっても、みんな人間なんだ」という、人種差別反対を歌った歌です。

今の時代こそ、この歌の精神が必要な気がしますね。

マシアスとジャック・ルヴォーが共同で作曲しました。

 

4  "Pierrot Mon Bonhomme"(シルビーの季節)

作詞はマシアスとディディエ・バルブリヴィアンの共作で、作曲は「オリーブの首飾り」のクロード・モルガンです。

 

 

マシアスの最新作はこちらです(2019年リリース)。

 

 

こちらは、80年代のベスト盤です。