私が札幌に来ると顔を出すお寿司屋さんが「すし乃ふじ田」です。
以前はススキノの真ん中にあったのですが、現在はススキノから
すこし離れたところで自前のビルの1階で営業しています。
ファンも多く行くときには取り敢えずお電話をしてから行ってます。
料金設定もユニークで技術料\3000で後はネタの原価つまり良い
ネタなら高くなりそれなりのネタならそれなりの価格になります。
ただ良いルートをお持ちですからやはり良いネタのお寿司を食べ
たくなります。
数年前にこのおすし屋さんの大将にご相談されたのが腎不全を
患いこのままでは透析をしなくてはいけない状態になるのだが、
何か漢方で助けになるものはないかというご相談でした。当然
ですが、絶対とは言い切れませんが良かったらという処方がある
ので試してみますか?とお答えしたところ是非というお答えだった
ので、ある漢方処方をご用意したところ担当医は数値が改善する
ことは考えられず腎臓というのは症状が不可逆なのである程度
まで悪くなるとその状態維持が精一杯であるというのだとのこと。
幸いにも私が処方を準備し服用し始めたらご本人の精進もあったと
思いますが数値が若干ですが快方に向かい担当医が驚いたの
です。一進一退の状態が3年ほど続いたのですが緊張の糸が切れ
たのか数値が急に悪くなりました。透析をする寸前の数値です。
私も同じ処方ですが構成生薬の割合を変えたりしたのですが、
ある日お邪魔をして美味しく頂き帰り際に奥様から「主人が腎移植
することにしました。私の腎を1つ譲ることにしました」とさらっと
言われたのが去年の秋のことです。そして今回の札幌出張では
お元気な2人にほぼ半年ぶりにお会いしました。大将は一時太る
というより浮腫んでいましたが体形がスラッとした感じに見えとても
お元気そうに見えました。この夫婦愛に私は衝撃を受けヤラレター
と深く深く感じています。