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点数:90/100点
総評:
おれの好きだった頃のクラムボンが帰ってきた!と思った人も大勢いたのではないか。コンテンポラリーなダンスポップへの憧れと、シンプルなクラムボンスタイルがようやくバランスよく合わさったという感じがした。
それにしても原田郁子さんのボーカル力はすさまじい。言葉の説得力が全然違うので、どこにでもあるたいしたことない単語が意味をもって輝きだす。わざとピッチをはずすようなテクニックも、リスナーをひきつけていてしかもひとりよがりにならず、バンド、音楽性との調和を崩さない。まさに神業だ。
やっぱりいつもクラムボンのcdで感心するのが、このミックステクニック。基本的にはギターがいないボーカルベースピアノドラムのシンプルなバンド構成だが、音が薄くならずに贅沢な生音感があって音圧も稼げててバランスがよくてイキオイも抜群、言うことない。こういうミックスはリズム感がよくないと成立しなくなるので、やっぱり伊藤氏のドラムは上手いんだなあ…