スタンゲッツ&ビルエバンス | ほぼうさのブログ

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Stan Getz & Bill Evansというアルバムを買って聞きました。

1曲目のNight and Dayのクオリティが非常に高くて、大変興奮したんですが、その後この曲を超えるようなテンションの高いものはありませんでした。そうは言っても、バラード系の出来がとても素晴らしいですね。BUT BEAUTIFULとGRANDFATHER'S WALTZでは二人の演奏スキルの高さと曲の良さを感じることができます。

しかしながら、4曲目に収録のMy Heart Stood Still。この曲、ビルエバンス知らなかったんじゃね?疑惑がもたれます。コードも押さえられてないし、聴いてるうちにキーはつかめたのか、ひたすらコードスケールを使った片手アドリブ。敢えてやったならあまりにお粗末な仕上がりですよ。

名盤とはかくのごとき、ダメな曲をはらんでおるわけですが、それをかぎ分ける能力は我々リスナーに託されているのでしょうなあ。

それにしてもソロよりもこのコンピング能力はホントにすげーよなあ。コードのボイシングと置く位置が秀逸すぎる。もしかしたらピアノトリオよりもソリストが他にいたほうが才能を発揮できたのかもね。