色々ご縁 | タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り「プラクルアン」について書いています。

ここの所毎週センセイ詣。取り置きを頼んでいたプラ・グリン・チュラムポーン・ルン2を受け取りステンレスケースに入れて貰うようにお願いすると、半笑いでセンセイ「ハイ、これ」とお出しになった2つがこれまたプラ・グリン。もっと、こう、まんべんなく来て戴けないだろうか…とか思うも、それは当方の勝手な都合で、お越しになるのはご縁ありき。さすがに常連の皆様にもご紹介するのもアレなので、ご興味がおありの方はメールでお知らせ下さい。


で。色々お話していると恰幅の良い中華系のおっちゃんがセンセイを来訪。

「これなんだけど…」と言いながら斜め掛けした肩掛けカバンからビニール袋をごそごそと取り出す。

「来た!」と思いました。これは手持ちのプラクルアンを手放しに来たオッサンに違いない。あわあわあわ。どどどどどどんなプラクルアンがああああああるのかなああああ。

と心の中では神輿を担いだフンドシ一丁の数多くの俺がわっしょいわっしょい練り歩きお祭り騒ぎの様相を呈している。そんな心の喧騒は全く出さず真剣な顔面を作って私はただ、オタクらの用事が終わるまで、黙って佇立している紳士でございますわ。おほん。こほん。

ビニール袋、合計3袋ほどから順繰りに出されたプラクルアン。距離を取りつつ目視ですべてのプラクルアンをがっつり確認していると、センセイがおっさんに、これはココを見たらいいですよ。ああ。これはいけませんね。ええ。そう、これはイーサンの物ですね。とか一通り目通し。プラクルアンはすべてオッサンが元通りビニール袋にいれて、じゃあ、か何か言って帰って行きました。

姿が見えなくなったのを確認し、


「え?え?え?どどどどういうことです?持って来たプラクルアンも、あの、ちょっとダメな感じばっかりだったんですけど…」と訊ねるとセンセイ、顔を思いっクソ顰めてご説明されるところによりますと、あのオッサンは色々な事業を多角的に経営しているお金持ちで、趣味でプラクルアンをバルクでチャオするのですが、如何せん、まるっきり鑑定できない上に学ぼうとしない。昔から知っているので鑑定してあげているが、ほとほと困っている。今日はまだ少ない方だけど、多い時は5~6袋一杯の時すらある…勘弁してほしい。と仰る。私の心の神輿は多数の俺と共に滂沱たる涙の海へ呑み込まれて行きました…待ちぼうけ。

プラクルアンのご縁はそう簡単にはやって来ないものなのです…。


2543年ワット・チャンハイ発行プラグリン・ルンレーク。ヌアはナワ。このように表面に光沢がある物は「ピュー・ンガオ」と呼ばれます。


プラ・グリン・ワットボウォンニウェート2530。ヌア(素材)はナワと呼ばれる合金ですが、含有される金属の割合が異なる為、ナワ特有の色をしておらず、発行当初から黒味がかった色をしています。内部にはタイ仏教の頂点であるサンカラのゲーサー(髪)が奉納されています。


ケース手配完了致しました。


オッサン持参のお守りを見てあげているセンセイ…。ああ。