ルアン・プー・トゥワッドのお守りといえば… | タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

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タイのお守り「プラクルアン」について書いています。

と問われましたら、弊ブログを長年ご覧戴いている方々、あるいは最近お見知りおき戴いた方々の中でも、過去掲載分まで遡り隅々までご覧戴いている方々にとりますと、あ。またコイツ同じこと言ってやがるわ。と思われる方も少なくないと思いますが、パッタニー県ワット・チャンハイ発行、高僧アジャーン・ティムのプークセッされたルアン・プー・トゥワッドが一番有名である、と私が反射的に回答するであろう事は想像されることでしょう。

危険忌避、道中安全、護身などなどの、ルアン・プー・トゥワッドのご利益に預かった人々は数知れず、どのシアン(プラクルアンの目利き)も口を揃えて「ルアン・プー・トゥワッドは良い」と仰います。これはアジャーン・ティムの、所謂高価なお守りに限った事ではなく、どちらの寺院発行でも、どの年に発行されたものでも、そのご利益は絶大です。個人的にはプラクルアン好きな方は一つは持って戴きたいぐらいの気持ちでおります。

多くのプラクルアン好きが遣り取りの対象、「レン・ガン」とするルアン・プー・トゥワッドにおきまして、先程申し上げたアジャーン・ティムのお守り以外で有名、かつ人気なのがアジャーン・ティムの教え、術を直接学ばれたアジャーン・ノーンのルアン・プー・トゥワッドとなります。

日本で書かれたプラクルアン情報にはアジャーン・ティムに関する情報さえ少なく、手前味噌で恐縮ではありますが私の発信による物しかありません。何度かアジャーン・ノーンについて書いた事もありますが、私の筆致、糞おもろくない内容のせいで、アジャーン・ノーンのプラクルアンの素晴らしさが全く皆様にお伝えできておりません。その証拠に、近しいお二人にアジャーン・ノーンのルアン・プー・トゥワッド「ルンM16」というプラクルアンをご紹介しましたが、お二人共に入手に至りませんでした。


(何度か書いた記憶があるのですが、この回しか見つからず…)

アジャーン・ティムとアジャーン・ノーンはお年はそれほど離れていませんでしたので、アジャーン・ティムがプラ・ルアン・プー・トゥワッドのプークセッ(祈祷)を行われた際はアジャーン・ノーンもプークセッに参加されいたそうです。アジャーン・ティムが遷化された後は、アジャーン・ノーンが中心となりプラ・ルアン・プー・トゥワッドのプークセッを引き継がれました。

さて、このM16という名称ですがはライフルの名前を指すというのは直ぐにわかったのですが、お守りのフォルムがM16の弾に似ている為にその名が付けられた。と思いセンセイに確認したところ「全然違うw」と笑われました。てへ。

こちらの命名はエピソードから来たものだそうで、このルアン・プー・トゥワッドを着けておられた方がM16で撃たれたが、何と弾は当たらず無傷であった事に由来するそうです…なぜ撃たれた?

アジャーン・ティムとアジャーン・ノーンの場合のみならず、有名ゲージアジャーンのお守りが値上がり、状態の良い物は中々市場に出て来ない傾向にある為に、そのお弟子様のお守りの需要も上昇し段々と入手し辛くなって来ています。

あの時入手しとけば…と後悔しないように積極的に手に入れて行こうと考えております。


アジャーン・ノーン


センセイから送られて来た写真。不鮮明ですが、それでも直ぐに「欲しい」と思いました。

同じプラクルアンの「ブロック(型)」違いです。お顔が違います。

M16は2534年の発行。ヌア(材質)はワーンと呼ばれる霊草を固めたもの。


側面。ヌア・ネン(素材がしっかり詰まっている、とでも訳しましょうか?)


過去にご紹介戴いたものの、入手しなかったリヤン。後悔先に立たず…。