皆さんのお気持ちはよくわかります。
プラクルアンのお勉強を始めた当初は、
全て目新しく、次から次へと新しいプラクルアンが欲しくなり、
あれも欲しい これも欲しい もっと欲しい もっともっと欲しいー。
と両手で抱えきれないプラクルアンを手に入れたくなります。
わかります。
ですから無下に否定はしませんし、
そう焦って色々手を出すのはお止めになりなさい、
と申し上げたところで、
じゃかましわい!
これはワシの銭でワシが好きで買うとるんじゃ。
がちゃがちゃ脇から口挟むなダボ!
とお思いになるかもしれないことはわかっております。
私自身、先生方から、
「もっと絞って、勉強してから、わかった上で入手しなさい」。
と言われても、ハイハイ。でも、まー、人それぞれだからね。俺は俺。
と嘯いておった身でございますから。
しかし月日が流れて時が経ち、プラクルアンを勉強すればするほど、
先生方の御言葉が身に沁みます。
前にも申し上げましたが、ネット検索に「プラクルアン」と打ち込み、ヒットするページを色々見ておりますと、
特に売り買いのサイトによく出くわします。そもそも売ってる方がプラクルアンについてよくわかっていらっしゃらない物が散見され、タイで入手=本物、みたいなノリで紹介されていることが多い様に思われます。
ご自分で寺院に直接赴かれ参拝。喜捨・お布施をし、プラクルアンを入手。これは、完全無欠に本物です。
ただし、それ以外の場合、例え箱に入っている、比較的新しい物でも、偽物はあります。
本物箱入りを入手。本物の中身を先ず売り、本物の箱に偽物のプラクルアンを入れて更に売る。という極悪で小賢しい奴らもおります。
私自身の失敗談でございますが、未だご存命のゲージアジャンのプラクルアン(リヤン)を露店で発見。イマイチ詳細はわからないものの、基本的な鑑定、すなわち表面の凹凸具合、サイドの切断面、ヌアの状態などを見て、価格を確認すると、平均的なレンジ内。そもそも未だご存命のゲージアジャンの物。偽物であるはずはない、と判断し入手しました。
んが!
後年、そのゲージがいらっしゃる寺院に参拝し、直接プラクルアンをお借りし、比較してみたところ、ピム(型)などは同じでしたが、文字のシャープさが偽物は甘く、ヌア(材質。こちらの場合は銅でした)の具合も違いました。憎き偽物紛い物はゴミ箱にポイしました…。偽物はあくまで偽物です…。世に出回ってはいけません。
ちなみに名のあるシアン(目利き)の先生方は、偽物を後学の為に買い上げることがありますが、決してそれを転売したりはしません。一度「アソコのプラは怪しい」という風評が立つと、信用回復は困難極める、といいますか、もう、それで終わりだと思います。二度とそこでは借りません・・・。プラクルアン世界のネットワークでは情報はすぐに巷間を駆け巡ります…。
少々話がずれましたが、拙は何を申し上げたいかと言いますと、まずは本物をお借りになり、そちらを矯めつ眇めつよく観察し、
本物である情報を徹底的に記憶に叩きこむことが非常に大事です。
わかります。
こんなもん毎日見てもわかるようになるかえ!
と私自身思っていました…。
しかし、時が来ますと、言語化できない事もありますが、「何か違う…」と感じる時がきます。私の場合は、恵まれた環境と、多くの先生方のご縁を戴きましたので、それにプラスし、情報及び特定のプラの見極めポイントも学習する事ができました。しかし、やはり一番大事な事は「眼を養い、頭で真贋を判断しない」という事につきます。
プラクルアンの世界でよく言われるセリフ、
「ジャイ イェンイェン」。
直訳しますと「ジャイ=心」「イェンイェン=冷たく」。
要するに「冷静に!」ということです。
僭越ながら読者の皆様に、
こちらの言葉をお送りする次第であります。
鑑定書付きとの事ですが、鑑定書の偽物もあります…。
そして、こちらの場合は、鑑定書に添付された写真とモノがそもそも違います…。
売ってる方もよくご存じないのではと思わざるを得ません…。